まったり巡行

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【食べるが勝ち】【神戸市西区】喫茶 べんてん 【栄】<食べ日:2025年7月20日(日)>

前回記事で書いた通り、この週末、折りたたみ自転車のプチ輪行で、神戸電鉄神鉄)沿線付近のニュータウン「桜が丘」まで出向いた。

 

これまで訪問機会がなかった未知の町、桜が丘全体をぐるっとポタリング

 

この町は低い丘陵の斜面に広がっているので、自転車で走ると自然とアップダウンをこなすことになる。

 

この日の最高気温は32~33℃だという。真夏の酷暑日(35℃~)ほどではないものの、やはり暑い。そして青空から照り付ける直射日光が、いやに強烈だ。

 

1時間以上走り回った後に、桜が丘の町を後にした。

 

来るときは市営地下鉄の西神中央駅から出発し、山間路を通って町の裏側より入ったが、復路は町に面している神鉄で帰ろう・・そう思い、街中の坂を下って、神鉄沿線へと出る。

 

前回記事で書いた通り、桜が丘のニュータウンは、なぜか最寄駅までは広がっておらず、駅方向に向かうと、ある通りを境に、風景は途端に農村地帯となる。

 

そのため、せっかく広大な住宅街が近くにあるのに、最寄駅周辺は昔ながらの鄙びた農村地帯風という、よくわからない状況となっている。

 

でもまあ、そういう土地柄の不思議を体感できるのも、ポタリングのだいご味だナ。

 

さて、時刻はお昼時。輪行で帰途に就く前に、どこかでランチを食べよう。

 

事前に調べたところ、栄駅近くの「べんてん」という喫茶店の手作りプリンがおいしいという。ならば、その喫茶店でランチをたべて、デザートに名物のプリンを賞味するか・・そう考えた。

 

神鉄と並走する形で走る県道22号に出て、少し進むと、「べんてん」はすぐに見つかった。

 

県道沿いに和食レストランがあり、その横長なの建物の端っこの方が区切られて、独立した喫茶店になっていた。

 

どうしても和食レストランの大きな看板に目が行くが、その横に喫茶店がひっそり存在する。

 

入口付近に自転車を停めて、入口に向かうと、ドアに「本日ランチなし」の張り紙があった。

 

ランチなしを告げる手書きの張り紙がドアに。なお「当店は時代錯誤の現金決済のみ」といいう面白い注意書きもドアにあった。

 

あちゃ~、食事できないのかな・・。ま、いいや、とりあえず入ろう。なにせ、外は暑いし。

 

入店すると、「ランチは今日はやってないですけど、いいですか?」との確認に次いで、「タバコは吸われますか」と聞かれる。おお、分煙方式か。そりゃいいね。自分は吸わない旨を告げる。

 

お好きな席にどうぞと言われたので、窓際に設けられていた一人席テーブルに着く。

 

そして注文を聞かれた際に確認すると、ランチメニューはやっていないが、ピザトーストなどの軽食はOKだという。そこで、ピザトースト、手作りプリン+アイスコーヒーのセットを注文。

 

窓外の県道、ゆきかう車を眺めつつ、待つことしばし。

 

まず、コーヒーとプリンがやってきた。アイスコーヒーをチビチビ飲みつつ、ピザトーストを待つ。

 

それにしても、ちゃんとした喫茶店のアイスコーヒーって、うまいな~。自転車で走って喉が渇いているので、なおさらだ。

 

都市部にわんさか存在する、セルフ式のチェーン店カフェとは明らかに味が違う。

 

そしてピザトーストも到着。サラダまでついているではないか。

 

具はトマトとピーマンというオーソドックスなピザトースト。プリンとアイスコーヒーと併せて、なかなかよさげなカフェ飯の風景。

 

4つに割られた厚いトースト、食べるとサックリ。もち~っと伸びるチーズがいい。たっぷり振りかけたタバスコのスパイスが、暑い中運動した体にしみわたる~。

 

ピザトーストを味わいつつ平らげ、ついでお待ちかね、手作りプリンに移る。

 

プリンの上にたっぷり盛られたホイップクリームがゴージャス。スプーンを縦にして、クリームからプリンまで、一気にすくい取る。

 

濃いめの味わい。しかし濃厚というほどではなく、後味スッキリなプリン。それをホイップクリームの甘味が引き立てる。

 

アイスコーヒーによく合う。

 

最寄駅の神鉄栄駅の時刻表をスマホで確認すると、この時間、上り列車は1時間に2本だけ。輪行パッキングの時間を考慮しても、まだまだ時間はある。

 

残るプリンとアイスコーヒーをゆっくり、ゆっくりあじわった。

 

▼ 地元に根付いているお店のようで、市街から離れているのに、客足はひっきりなしであった。