今年もやってきたゴールデンウィーク(以下 GW)。
今年のGW連休は飛び石スタイル。
そのしょっぱなの土日で、近場一泊自転車旅に出ることにした。
目指すは赤穂。
なんでも、最近赤穂は「日本のナポリ」とか言われて、人気急上昇の町だという。
GWに行ってみようではないか、身近なナポリへ。折りたたみ自転車とともに。
さて、JR播州赤穂駅は、新快速の終点駅として知られている。ちょい遠いとはいえ、電車に乗れば一本で行けてしまう。
しかし、せっかく自転車を持っていくのに、車内に座っているだけで「ハイ到着」では味気ない。
一つ手前の町、相生で下車し、海沿いの道路を走って、ナポリを目指すことにした。
そのライド詳細は、自転車記事の別稿に譲るとして、今回はその小さな自転車旅で出会った、ステキなカフェのカレーについて。
海岸沿いのアップダウンをこなし、最後に小高い丘を越えて、赤穂の中心街に入る。
中心街のあたりは平地で、広々していて、ペダルをこいでいて気持ちがいい。
さて、そろそろお昼時。それなりに脚を使ったので、おなかも減ってきている。
そこで、スマホを取り出しGoogleMapで「カレー」と検索する。
いくつかのお店が地図上でヒットしたが、海側のエリアにポツンと位置するカフェに、私の内なるカレーアンテナがビビッと反応した。
早速車輪をそちらに向ける。
すると、そこにあったのは、なんとも手作り感のある、おもしろいカフェであった。



入口に掲げられているメニューの筆頭が「くせになる スパイスチキンカレー」。今日のランチはこれで決まり。
期のドアを開けて中に入ると、レジカウンターがある。ここで注文し、会計を済ませて、番号札をもらって席で待つというスタイル。
そのレジが、機械式のレトロなもの。金属の躯体、ボタンのようなキーをたたくとチャリーンと金額が表示される年代モノ。このノスタルジックな逸品を見れただけでもトクした気分。
お店の代表メニューらしき「スパイシーチキンカレー」と、プリンとアイスコーヒーも注文。
そして空いている席に座って待つのだが、その席での眼前の様子がこちら。

飽くことなく目の前のディスプレイを眺めていると、カレーが到着。

深い船皿にこんもり盛られたごはん。そして赤茶色のルーが印象的。
食べてみると、ルーはまったりクリーミー。
コクがありつつも、スッキリ酸味がさわやか。
ちょっとスパゲティのミートソースぽい味わいといえようか。
「欧風カレー」ではなく、「洋食カレー」といった感じ。
そして、チキンはゴロッとしたかたまりが、ルーの中に埋もれている。
これがスプーンで突き崩せるやわらかさ。
ほろほろと肉を崩しつつ食べ進め、気が付いたら完食していた。
もう一皿食べたくなるほど、おいしかった。
そして食後にプリンとアイスコーヒーでまったり。

ライド中とは思えないほど、ゆっくりくつろいでしまった。