お盆が過ぎ、さらに高校野球の甲子園大会決勝が終われば、どこかしら涼風が流れてくるものだ。
しかし、今年の夏は、そうはいかない。
8月末になるのに、まだ暑い。
今週末など、今が本番と言わんばかりの酷暑日が続く。
フェーン現象で熱がたまりやすい内陸都市では、40℃に達する場所も多いという。報道では「災害級の猛暑」などの文字も踊る。
そんな終わらない夏を、ロードバイクで走ろう。
まあ、自分の住む神戸は海が近いので、最高気温は35℃くらいのものだ。
ちなみに、先週末は、ウエイトトレーニングの最中に肩のあたりを痛めてしまい、安静にしていた。そのため、運動不足感が強い。少々暑かろうが、この週末はロードだ。
もちろん、熱中症対策は万全。ボトルは冷やしたスポドリで満タン。塩分タブレットも携帯。
顔面は日焼けガードの布で覆い、手袋も夏用のフルフィンガータイプ。くそ暑いからこそ、全身を覆う。まるで砂漠の民だ。
ちょうど西神中央に住むきょうだいに届ける書類がある。そこで、明石~西神~布施畑経由でぐるっと巡る定番コースを走ることにした。
8時半ごろ出発。暑さがピークに達する前、早い時間帯に走り切ってしまおう。
ちなみに、暑い日は、いつも走り出しは快調。元から十分体が温まっているせいであろう。
しかし、それで調子に乗って飛ばしていると、突然バテがくることを、経験上知っている。そこで、ややセーブ気味の出力を維持する。
順調に明石を通過、そこから南北にのびる県道52号を北上し西神方面を目指す。
暑い日、この道は罠になる。南北方向の道なので、南から照り付ける本気の太陽に対し、遮蔽物がない。そのため西神エリアに達するころに、ガクンとバテてしまったことが何度かある。ことさらセーブ気味、水分補給もこまめにとり、今回は乗り切れた。
とはいえ、体力の消耗は感じる。西神中央の町へと伸びるユル坂が、やたら長く感じる。この坂、こんなにしんどかったっけ。
西神中央の町に入った後は、無事書類を届けて、その後は「パルティ」という町はずれの小モールに立ち寄り。この時点で、かなり暑気バテを感じた。モール内の業務スーパーでちょっとした買い物。ついでに「ICE BOX」という粒氷状の氷菓を買い、ぼりぼり食べて体内温度を下げる。そして残りをボトルに入れて、ぬるま湯になっているドリンクも冷やす。
その後、西神南まで走り、定番立ち寄りスポットのホームセンター「カインズ」にピットイン。いつものようにフードコート「カインズキッチン」でコーヒーフロートを注文しようとした。しかし、メニューに季節メニューのかき氷があるのを発見。だんだん熱バテ感強くなってきたところなので、かき氷で体内からガッツリ冷やそう。

かき氷は、フワフワ微粒子タイプではなく、粒が大きいジャリジャリタイプ。先がスプーン状になったストローが付いてきたが、氷が固くてなかなか刺さらない。チビチビ削り取りながら、ゆっくり食べた。
さて、カインズでも日用品を買ったので、バックパックがパンパンになってしまった。
そして、ゆっくり休みすぎたようで、店内に正午を告げるアナウンスが流れた。ええっ、もう正午かよ~
その後は、重いバックパックを背負い、本日の最高気温35℃の中走って自宅まで戻ってきた。
同じコースを走っても、真夏のライドは倍疲れる感じ。しかも途中休憩も入れているので、思いのほか時間がかかる。
ただ、そんな真夏ライドも、そろそろ打ち止めかな。
クソ暑い夏も、去るとなると、ちょっとさみしい。

