この日、用事があり、町乗り用自転車に乗って神戸駅方面に出かけた。
用事を終えて、さて時間は正午前。どこかで昼飯を食べようぞ。
ただ、昨夜少々遅い時間帯に晩飯を食べ、さらに朝飯もしっかり食べているので、そこまで腹は減っていない。軽く食べておきたいな、という程度の空腹感。
いつものように、カレーを食べるにしても、ガッツリ系・ボリューム系ではなく、軽食系がいいかな・・
そんなことを考えつつ、スマホを取り出しGoogleMapで付近のカレーを検索。
すると、目を疑うほど爆安のカレーがヒットした。
その価格、なんと350円!
ええっ、かつてのデフレ真っ盛り、牛丼チェーン店が安値競争をしていた時代ならともかく、今の物価高時代にそんな値段設定ありえるのか?
情報が古くて、今はもっと値上がりしているんじゃないの?
なんにせよ、軽食的なカレーであろうことは想像がつく。今の腹具合にぴったりだ。とりあえず、そのお店へと向かった。
そして、そのお店「食堂チャンス」到着。すると、お店の外壁には、でかでかとカレーとラーメンが350円である旨がアピールされていた。

ちなみにこのお店、パチンコ店と同じ建物に入っている。
私はギャンブル系は全く縁がないのだが、最近パチンコ店併設の食堂が増えていることは知識として知ってはいた。このお店もその業態なのだろう。
ただ、壁面に掲示されていた店舗紹介のポスターには、問合せ先として「三洋紙業株式会社」と記載されていた。パチンコ企業が運営しているわけではないらしい。実際に、同じ建物内とはいえ、空間的にはパチンコ店とは隔てられている。パチ無関係の客としては、そのほうが入りやすくてイイね。
それにしても、なぜに紙の企業が食堂を・・? 不思議な感じがするが、それはさておき、入店。
まず券売機で食券を買い、それを注文カウンターに出すと番号札が渡されるそして料理ができ上ったら番号で呼ばれるので取りに行く・・というシステムであった。
食券器、意外とメニュー多彩。カレーにラーメン、うどん、そば、丼物。まあ、駅そばのようなラインナップだ。
ツートップ看板メニューの一角、350円カレーライスの食券購入。カウンターに提出し、席をとる。
客席はシンプルながら、スッキリ清潔。コロナ禍の頃にはやった、各席に間仕切りが設けられた個食スタイル。個人的には好きだ。
そして番号がよばれて、受け取ったカレーがこちら。

あれ、店外写真にあった福神漬けが付いていないなあ・・
カウンター横には、ラーメン用のコショウなどの調味料は置いてあるが、福神漬けは置いていないようだ。経費削減で廃止されたのだろうか。
ちなみにカウンター内のスタッフは外国の方なので、福神漬けの有無を尋ねても意思疎通できるかどうか、よくわからん。まあいいや、350円だし・・と席にカレーを持ち帰り、さて実食。
予想通りのプレーンカレー。具は一切ない。
ただ、まあまあとろみがあり、それなりにコクもある。いかにもフードコート的な味わいのカレーだ。
なんにせよ、350円と考えると、十分コスパ高い。
ちゃんとした席だし(しかも仕切り付き個席で)、セルフサービスのお冷のコップも大きい。
ボリューム的にはさほど多くはないが、今の腹具合にぴったりであった。
ちなみに「ダブルカレー」という、通常カレーの2倍量のカレーもあり、そちらは500円。腹減ってたら、そちらのほうが良さそうだ。十分安いし。
なお、コスパ系看板メニューのカレーライスと醤油ラーメン、かけうどん以外は、そこまで安くはない。カツカレーや丼物など、ちょっとボリューミーなメニューはだいたい800~900円程度。
そんな中、350円で済ませて、なんか申し訳ないな・・そんな気分になりつつ、2分ほどでカレーをサクッと平らげ、爆安の食堂を後にした。
▼ パチンコ店に付随するチェーン店かと思って調べてみたら、意外とこの新開地のお店が唯一の店舗のようであった・