■□ 11月9日(金)PM ~10日(土)AM □■
さて、クロネコ営業所でロードバイクを受け取ったら、どこを走ろうかな。
千葉の町を自転車で走るなんて、学生時代以来だ。当時はスーパーで購入した激安軽快車に乗っていたなあ(学生だからね)。当時暮らした、西千葉周辺などを、ゆるゆる流そうか。楽しみだな。
・・と考えていたのだが、ああ、なんてこった。雨が降ってきた。
大したことのないパラパラ雨ながら、走っているうちに本降りになるかも。迷った末、今日の西千葉ライドは取りやめにした。自転車は明日、再び幕張に出向き、受け取ろう。
気を取り直して、予定を変更。
本日の宿は、千葉の中心街から一歩南に外れた蘇我という町だ。そこで、とりあえずJR総武線で千葉駅に出た。
雨なので外をうろつくのも面倒。リニューアルされた千葉駅ビル内を見て回ることにした。
大学卒業後も、数年に一度くらいは「千葉、どうなったかな~」と足を運んだことがあったが、千葉駅とその周辺はいつも、延々と工事をやっていた記憶しかない。
今ネットで調べたところ、駅ビルがグランドオープンしたのは今年の6月だったという。最近じゃないか。なんとまあ、長大な工事であったことか。
しかし、そのかいあって、リニューアルされた駅ビルは、力の入った商業ビルに生まれ変わっていた。
改札直結の駅ナカからして充実しているし、商業ビル内も、東急ハンズが入店し、大きめの書店もある。
そして、ビル内にカフェが多数ある。スタバ、タリーズをはじめ、カフェだらけだ。フードコートもある。基幹駅の地の利を生かして客を集め、さらには、いかに滞留させるかに注力していることが見て取れる。
何もしなくても人が集まる場所に、こんなもの作られたら、駅から少し離れた従来の中心街である銀座通り周辺はたまったもんではない。
以前、東京の会社で働いていた時に、職場内に千葉出身の年配の方がおられた。昔の千葉の様子を尋ねたところ「かつては、銀座通りは人とぶつからずに歩くことができないほどだった」と話しておられた。
私が千葉にいたころも、銀座通り周辺にパルコやセントラルプラザ、大型ディスカウント店などがあり、やはりこちらが市の中心という印象であった。
今やセントラルプラザはすでになく、パルコも一昨年(2016年11月)閉鎖に追いこまれ、さらには駅に比較的近い千葉三越すらも姿を消した。記憶の中の千葉との差異に、戸惑う私。。
そんなこんなで、多少しんみりしつつ、蘇我で一泊(なお、今日と明日は、いつも株主優待券で宿泊する馴染みのホテルチェーンで、安心のクオリティ。スマホ用充電ケーブルも完備。)
さて翌朝、千葉駅経由で、幕張に向かおうと思っていたが、間違えて蘇我駅から京葉線に乗ってしまった。京葉線は千葉駅には向かわない。ああ、千葉から離れて幾星霜、土地勘も失っているよ。
仕方ないので、千葉みなと駅で下車、千葉都市モノレールで千葉駅に向かう。
バブル期に立てられた大甘計画が原因で、当初から苦戦の噂絶えない千葉モノレール。始発の千葉みなと駅では、2両編成の座席がそこそこ埋まる程度の乗客がいたが、わずか一駅の千葉駅であらかた降りてしまった。経営は相変わらず厳しそうだな。
▼ モノレール千葉駅で見かけた、イベントポスター。車両の貸し切りに・・
▼ 寄席ですか。好評第二弾・・
まるで、過疎地の鉄道のようだ。
補助交通機関としては、立派過ぎるんだよね。バブルの負のレガシー。
(つづく。 次回こそ走るよ!)