先週末の「ごく近場自転車旅行」の際に目にした、大阪に存在する2種類の自転車レーンについて書いてみよう。
【1】車道走行パターン
車道の路肩側に、大阪版の自転車ナビマークが描かれている。
都心部ど真ん中に多い。
【2】歩道走行パターン
自転車歩行者道(自歩道)の、車道側に赤茶色の帯がある。
どちらかというと、都心から少し外れた地域で目にすることが多かった。
【1】と【2】は全く別物と言ってよく、最大の違いは、【2】は逆走の概念がない点だ。
各レーンの状態から見るに、【2】のほうが古くから存在すると思われる。
おそらくそのためだろう、大阪では【1】のレーンでも逆走している人をよく見かける。
でも、この状況だと、混乱が生じてもしょうがないよね。
ちなみに、私の住む神戸でも、同様の2種類の自転車レーンが存在する。しかし、どちらも数が少ないので、そもそも、市民からはあまり意識されていないように思う。
大阪は都心部とその周辺に、2種類のレーンが混在する形で多数存在する。
自転車乗りからすれば「わけわからん」「どっちやねん」て感じだろうな。
でも、いまさら【1】に統一するわけにもいかないだろう。
【2】は自歩道徐行扱い(逆走可能)、早く走りたい人は【1】(逆走不可)に・・という形での併設も考えられるが(※実際に併設されている場所もある)、これはこれでややこしいな。
自転車旅の最中に、自転車政策の難しさを感じてしまった。