春がやってきた。
自転車に乗るには良い季節だ。
ただ、気をつけねばならないことがある。
この時期、一日の気温の変化が非常に激しい。
朝晩は冬の名残を感じ、逆に日中は初夏を思わせる日差しが照り付ける。
自転車に乗るにあたって、ウェアの選択に少し気を遣う季節だ。
さらには、ロードに乗る場合「今日は暖かいな」と思って薄着で出かけると、走り始めたとたんに走行風に体温を奪われ、急に肌寒く感じることがある。
そういった事に気づき、ロードを入手してからほどなく、自転車用のウインドシェル(ウインドブレーカー)を購入した。
このウインドシェル、ペラペラしているのに結構値は張る(たしか1万円くらいした)。ただ、見た目以上に丈夫で、4年以上使っている。
薄い割には、走行風から体温を守ってくれるし、小雨程度ならはじいてくれる。
生地が薄いので、畳めばバックポケットに十分収まるくらい小さくなる。
ライド中は着ていなくても、どこかに立ち寄る場合などは、上から着こめば汗冷え防止にも役立つ。
さらに、道路状況や天候、時間帯によっては、車のドライバーからの視認性を高めるために、この蛍光まっきっ黄を着用することもある。
なかなか便利だ。
▼ 最近のモデルは、さらに黄色増し増しのようだ。
ただ、まったく不満がないわけではない。
この蛍光イエロー、場所によっては派手過ぎるのだ。
ライド中にお店に立ち寄る際、この目を射るような蛍光色は、さすがに強烈すぎる。
そこで、たまたまネットで見かけた、ランニング用のウインドブレーカーなるものを新たに購入した。
なんといっても、おちついた紺色が良い。
生地は、上記のパールイズミのものより、さらに薄い感じ。
本来がランニング用の薄手防寒着のため、ある程度蒸れを逃がす素材が使われているのだろう。
そのため、走行時の保温性はパールイズミ製の方が幾分か優れているように思う。
しかし、ちょっと肌寒い程度の場合はデカトロンの方が向いているかな。
フードは多少邪魔に感じることもあるが、その反面、頭や耳が寒いときにはヘルメットの下に被れるメリットもある。
さらには、収納にもひと工夫が成されている。
胸ポケットを裏返して、そこに全体をくるくると押し込んでいくと・・こんなにきれいに、小さくまとまる。
かさばらないので、「使わないだろうけど・・念のため持っていくか」といったシチュエーションにはぴったり。
つまりは、この季節の近場ライドや、ポタリングに重宝するアイテムだ。
さらには、自転車以外の用途、たとえばカジュアルな携帯防寒着としても使える。
こりゃいいもの手に入れたわい。