まず、言っておこう。
町中の食堂を侮ってはいけない。
カレーというと、カレー専門店を想像しがちだ。
あるいは、カフェやレストランでもカレーがランチの推しメニューのケースはよく見かける。
しかしながら、一般的な食堂においても、カレーは主力メニューであることは非常に多い。
欧風カレーでも、アジアンテイストでも、オシャレ系でもない、超万人向け「日本食」としてのカレー。
そんな一皿を食べたければ、町中の食堂へレッツゴー。
さて、今回訪れたお店は「大衆食堂 まんだらや」。
入口脇の店外メニューを見ると、しっかり「カレー」あるね。しかも560円と、お財布にやさしい。
引き戸をあけて中に入ると、真ん中に多人数がけの大テーブルが目に入った。
新型コロナ騒動以降、どこでも見かけるようになった間仕切りで一人分ずつ区切られている。
壁沿いにも、おなじく区切られたカウンターテーブル。さらには、4人掛けのテーブルもいくつか。
土曜日の13時頃なのに、一人用席はほとんど埋まっている。なかなかの人気だ。
案内された四人掛けのテーブルにつき、カレーライスを注文。
すぐ出てくるかと思いきや、しばらく待たされる。しっかり作ってる感がうれしい。
そして出てきました、われらが国民食。誰もがナットク、黄色いルーの食堂カレー。
ルーは意外とサラサラしていて、たっぷりタプタプ。
その中に、くたっとした玉ねぎと小肉は泳いでる。
しかしコクは十分、うまみが横溢。
パクパクたべてしまう甘口のカレー。
本格欧風ビーフカレーや、スパイシーなアジアンカレーとは、似て非なるもの。
しかし、これはこれで一つの王道カレーだ。