しばらく前の晴れた日曜日。
ちょっと近場をロードで走ってみようと思い立った。
さて、どこを走ろう。
名谷の方にでも行ってみようか。
いつも通り、須磨離宮公園から県道65号のダラ坂を北に進む。
そのまま進めばひと丘越えて名谷に行きつくが、それもマンネリだな・・
そこで、ダラ坂を上る途中に現れる「高倉台」という団地へ向かう脇道に逸れてみた。
全くなじみのない道だ。
スマホ地図でしらべたところ、この道路は「高倉台環状線」というらしい。その名の通り、高倉台の団地をぐるりと囲む形状となっている。
地図によれば、高倉台環状線をぐるりと走りきると、元の県道65号に達する形になっている。
ちょっとした未知道調査だったな・・そう考えながら高倉台環状線を走り終えると、おや、そのまま65号に接続するのではなく、立体交差で65号をまたいでいるじゃないか。
その先には、横尾山に沿う形で、きれいな道路が伸びている。
とりあえず、そのまま道なりに進む。
横尾幹線は最初こそ65号を見下ろしつつ並行して走るが、次第に離れて、そして下り始める。
この道はどこに向かっているのだろうと思いつつ、そのまま下る。すると地下鉄の妙法寺駅のあたりに出た。
せっかくなので、妙法寺の駅前にて写真をパチリ。
ふと横を見ると「須磨散歩」という看板が見えた。
ほほう、近隣の名所旧跡の類の案内だな。
何気なく看板下に付された方角案内の矢印を見ると・・・えっ、那須与一(与市)の墓!?
なぜに、ここに那須与一が出てくるんだ?
たしかに須磨は「一ノ谷の合戦」「鵯越の逆落とし」など、源平合戦にまつわる名所がある地域だけど・・
Wikipediaで調べたところ「兵庫県神戸市須磨区の碧雲寺宗照院には、那須與一宗高公御墓所という与一の墓とされるものがある。」とだけ記されている。
なぜに?
さらにwikiには「この墓にお参りすると、年老いても下の世話にならないとする言い伝えがある。」との記述が。
なぜに?
ちょっと気になる謎名所だが、結局そちらには向かわず、そのまま北上。白川峠を越える。
そこからの坂を下り切り、別の幹線道を伝って上り返し、名谷経由で家路についた。
せいぜい2時間程のライドであったが、終始アップダウンだらけで、いい運動になった。
フィットネスライド用に、なかなかいいルートじゃないか。
それにしても、ごく近場でも、まだまだ知らない道やら、スポットやらがあるもんだ。