前回の自転車記事で書いた通り、ロードバイクで姫路へ向かっている途中、ホイールのスポーク折れに見舞われた。
▼ 前回の自転車系記事
往路ゴールの姫路中心街まであとわずかの地点で、ライドはやむなく強制終了。無念。
しばし、途方にくれる。
スマホで位置を確認したところ、JRの駅まで遠くない。幸い輪行袋はもってきているので、電車で帰宅することはできる。助かった~
ホッとすると、周囲を見る余裕が生まれる。
沿道を見ると、ぐねぐねとした塔が目に入った。
そうそう、ここを自転車で通るたびに、この奇妙な塔が気になっていた。
気になりつつも、すっと通り抜けるばかりであったので、まじまじと見るのは今回がはじめて。
よく見ると、パンやお菓子をモチーフとした塔だ。
塔が立つのは駐車場であり、その奥には看板に「工場直営」と書かれた、パンとお菓子の店が。
なるほど、その店舗のアイキャッチャー的なオブジェなのだろうな。ふむふむ。
フト、その横を見やると、おなじ敷地内に「カレーうどん」の看板を発見。
単なるうどん店ではなく、ことさら「カレーうどん」を前面に推すとは珍しい。
このお店の前でトラブルに見舞われたのも何かの縁、せっかくなのでカレーうどん、食べて帰ろう。
開店時間まで小一時間あるが、待つ。
そして、開店の11時。すぐさま自転車を駐車場の端に止めて入店。
開店と同時に、次々と客がやってくる。なかなかの人気店のようだ。
壁付き長テーブルの端席に座る。
最寄り駅の情報や時刻表をチェックしつつ待っているうちに、カレーうどんがやってきた。
まったりのカレースープ。玉ねぎと牛肉、そしてアクセントとして小葱。シンプル構成。
おおきなカットでありながら、くたっとした玉ねぎがいい。
カレーうどん独特の、渋みを伴った甘辛味。
わずかに辛味が勝っているのが、大人のカレーうどんといった感じ。
やや細目の麺はやわらか。カレーが良くからむ。
残ったスープも最後まで平らげる。
ライドが予期せぬ強制終了に見舞われ、急速に冷えた体に、あったかいカレーうどんが活力を与えてくれた。ありがたや。
※これまでのカレー系ブログ記事では、主にカレーライス、たまにインネパ系(ナンで食べるカレー)を扱ってきたが、もちろんカレーうどんも好物。これから、カレーうどんも守備範囲に加えよう。