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【まったり自転車】折りたたみ小径車で掛川・御前崎 後編 ~ 海岸風景を堪能、そして焼津にたどり着く <乗り日:2022年11月19日(土)>【ゆるゆる旅行】

一夜明けて、本日も晴天。よしよし。

 

輪行形態でホテルの部屋に持ち込んだ折りたたみ自転車を、チェックアウト後にさっそく展開。

 

そして掛川から一路南下、本日のライドの主目的である御前崎を目指す。

 

予定としては、まず、御前崎市西部に位置する浜岡砂丘を訪れる。その後は海岸沿いを走り、焼津の方に抜けるつもり。

 

このルートをGoogleマップで調べたところ、優に70㎞以上はある。この小径車でそんな長距離走ったことない。

 

当初の予定では、今日はゆるゆる走って、御前崎近辺で適当にもう一泊と考えていた(そのため、金曜日に休みをとり、二泊三日の日程を用意した)。

 

ところがあいにく、明日は朝から雨予報。じゃあ明日はあきらめて、今日のうちに焼津まで走り切るしかないな。

 

御前崎方面は鉄道路線からは遠く、疲れようが、機材トラブルにみまわれようが、輪行エスケープすることはできない。

 

大丈夫かな~。頼むからパンクとかなく、最後まで無事走り切ってくれよ~~。そう自転車に願いながら、掛川の市街を抜ける。

 

 


そこから先は、山間部であったり、田園地帯であったり。のどかな風景が続く。

 

道路状況はまちまち。車道は自転車で走りにくいケースもあるが、わりと「平坦自歩道」のある土地柄なので、危なそうと感じたらそちらに移行。すると、ついついノンビリモードに。

 

しかし、余裕をこいていると、ゴールにたどり着く前に日が暮れる可能性がある。

 

この小径車、なかなか良く走るのだが、さすがにスピードはロードバイクに及ばない。無理に急く必要はないが、気を抜かずに走ろう。

 

また、道迷いによる時間をロスは避けたい。要所でこまめに立ち止まり、スマホ地図でルートを確認しながら進む。

 

そのかいあって、大きなルートミスなし。想定通り10時過ぎに御前崎の市街に到達。

 

コンビニに立ち寄ったり、道の駅を覗いたりした後に、付近にある浜岡砂丘へ。

 

砂丘」なるものを実際に見るのは初めて。どでかい砂浜。雲一つない青空に白砂が映える。

 

写真を撮る角度によって、「灼熱の砂漠」感が出るのが面白い。

 


ちなみに砂丘付近には太平洋岸自転車道が通っている。そのルートにしたがって、浜岡砂丘から御前崎海岸方面へ。

 

西から自転車道が伸びているが、浜岡砂丘でいったん途切れる。その後しばらくは一般道を走行する形になる(案内版イラストの点線の部分)。

軽いアップダウンをこなし、御前崎海岸に到達。

 

御前崎海岸付近は、路面矢印が示す通り、海岸沿いの遊歩道が両面通行型の自転車道を兼ねているようだ。


海岸沿い遊歩道を、絵になる風景を眺めつつ、ゆ~るゆる走る。

 

まさに御前崎岬のイメージ通りの海岸景色。これが見たかった。

 

遊歩道は多少でこぼこ、ところどころ砂が吹き溜まっている。このシチュエーションでは、細タイヤのロードより、普通タイヤの小径車が向いている。今回小径車で来たのは正解だったかな。

 

そして御前崎の最南端に到達。砕け散る波しぶきが降りかかる中、ミニ羊羹でエネルギーを補充。

 

御前崎の最南端モニュメントと自転車を記念撮影。一つの目的は達した。しかし、まだ本日のライドの道半ば。

 

ミニ羊羹を食べ終えると、かえって空腹が意識された。なにせ朝からずっと自転車漕いでるもんね。

 

どこかで昼飯食べようと考えつつ、御前崎岬を後にする。

 

ここまで予定通りの時間経過。食事に要する時間を考慮しても、夕方ごろには焼津に到達できそう。いいペースだ。

 

それにしても、空は雲一つない。ホントに明日は雨なのか?もし夕方に天気予報をチェックして、晴れ予想に変わってくるなら、焼津で一泊してもいいな・・そんなことを考えつつ海岸線沿いを北上。

 

遊歩道が終わった後は一般道を走行。このあたりの車道はとても自転車向き。実際ロード乗りもしばしば見かける。

 

車がそれほど多いわけでもなく、景色もいいし、長いコースが取れるし、休憩場所にも事欠かない。ロードで走るには最高の道路だな~~。

 

この道を見たら、やっぱりロードで走りたかったな・・。そんなことを考えつつ、小径車のペダルを回していると「なぶら市場」なる観光商業施設が目に入った。ここで海鮮物の昼飯食べよう。

 

セルフ形式の大食堂でランチ。釜揚げしらす丼。副菜も充実。デザートの蜜柑もうれしい。その後、お土産コーナーで買い物をしてクロネコ発送。

 

その後、後ろから来るロードにスカスカ抜かれつつ、幹線道をひた走る。このペースなら、なんとか日のあるうちにゴールの焼津にたどり着けそうだ。

 

焼津市に入った後、再び海岸の遊歩道に出る。すると目の前には、夕空の淡いグラデーションを背景にした富士山のシルエットが!

 

16時頃、ようやく焼津の中心街に到達。すると、なにやらお祭りが開催されており、目抜き通りに沿って屋台が並んでいる。

 

かなり大きなお祭りのようで、なかなかの盛況。

 

この晩秋に、何のお祭りだろう。販売されている縁起物がなんだか「えべっさん」ぽいよな・・と思いつつ、町中のお祭りの案内を見ると「焼津西宮神社の宵えびす」とある。

 


ええっ? てことは・・と思いスマホで調べると「焼津西宮神社」の説明として「摂津国武庫郡(兵庫県西宮市)西宮大神宮より勧請」とある。

 


ほへ~、旅先で西宮のえべっさんに出会おうとは。

 


おそらく、江戸時代、廻船の一大拠点であった西宮と、港町の焼津は交流があったんだろうな。

 


お祭りの雑踏の中、慎重に自転車を押し歩きしつつ、焼津駅到着。よっしゃ~、無事走り切った~~。

 

焼津気前にて、本日のライドは無事終了。
70㎞あまりの道程であったが、意外と小径車でも走り切れるもんだ。


さて、気になる明日の天気は・・やはり雨。むしろ降水確率が高まっている。

 


じゃ、帰るか。摂津の国に。

 


焼津は静岡まで近い。JRで静岡に出て、新幹線に乗ればいいね。

 


そうときまれば、輪行形態にトランスフォームだ。

 


夕闇迫る中、チャッチャと自転車を折りたたみつつ、焼津の町に別れを告げた。

 

(おしまい)

 

▼ この日のルート。ほとんど平坦なので、小径車でも無理なく走り切れた。

 

 

【まったり自転車】折りたたみ小径車で掛川御前崎 (全2回+即日メモ) <乗り日:2022年11月18日(金)~19日(日)>
即日メモ: 思うにまかせぬ、久々の自転車旅
Part1: 掛川のラルプ? 粟ヶ岳を登る
Part2: 海岸風景を堪能、そして焼津にたどり着く ★このページ★