まったり巡行

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【神戸カレー】大衆食堂 たからや 【森友】<食べ日:2023年6月9日(金)>

用事があり、仕事は休みを取って、車で玉津・森友方面へ。よくあるパターンだ。

 

そして、そのパータンに則り、国道175号を走ると、目に付く食堂がある。

 

黄色い壁面に、赤字で大きく「めし」と書かれ、否が応でも記憶の片隅に残る。

 

入口上部に掲げられた看板には黒地に白抜きで「たからや」とある。

 

ド昭和な外観。日よけテントに描かれた「めし」の文字の「し」の流れ具合がいい。

 

通りがかるたびに「カレーあるかな~?」「大衆食堂だもん、あるだろうな~」とか思いつつ、横目で眺めていた。

 

しかし、用事の方を優先させねばならないため、タイミングが合わず、いつも素通りしていた。

 

加えて、駐車場が少々止めにくい場所にある点も、スルーを強力に後押しした(←運転苦手)。

 

そのため、去る5月のゴールデンウィーク中には、わざわざ歩いて食堂を訪れた。たまたまバスで玉津方面にやってきたついでではあるものの、「あの食堂、そろそろケリを付けねば」という思いも強く抱き、赴いた。しかしながら、連休中は食堂も休業であった・・・トホホ。

 

 

 

そんなこんなで、これまで訪問に至らなかった食堂だが、この日は用事が早めに終わり、11時過ぎにお店の前の175号を通りがかった。

 

食堂を見ると、暖簾は出ている。ほほう、わりと早目の時間から営業しているんだな。

 

この機を逃すまじ。

 

その時は、食堂側とは反対の車線を走っていたのだが、前方を観察すると、こちら側のちょい先に「古本市場」という大型新古書店が存在する。

 

そちらの駐車場を使わせてもらおう、そう考えた。

 

「後でちゃんと買い物するからね~」と心の中で古本市場に呼びかけつつ、車を停める。

 

そして、横断歩道をわたって、食堂にたどり着いた。

 

いつも見ていた暖簾をくぐり、ガラリと引き戸を開けて中に入ると「いらっしゃい」の声。

 

昼飯には少々早い時間帯なので、店内は空いている。とりあえず、一番奥、隅っこの壁向かい席に付く。

 

壁に貼られたメニューを見ると、やはりカレーライス、あるある。

 

さっそくカレーを注文、そして店内を見渡す。入口付近に、小規模ながらセルフ総菜棚がある。このあたり大衆食堂らしい。

 

総菜棚に向かい、マカロニサラダの小鉢を取り、席にもどって待つことしばし。

 

いよいよ、気になっていた食堂のカレーが目の前にやってきた。

 

添え物無し、具もほぼなしの、シンプルカレー。
カレーを注文したからであろう、お茶に加えて、別途お冷も供された。

 

ごはんにたっぷりルーを絡めて、まず一口。

 

ポッテリとしたルーは、わりと酸味が強く、しっかりした味わい。

 

具らしい具はなく、ほぼプレーンカレーといってよかろう。

 

しばらく前にブログで取り上げた、ホームセンター「カインズ」の、フードコートのカレーに似ているような気がする。

 

カインズのカレー記事で書いたように、好きな味だ。

 

まあ、味が近しいとはいえ、近代的なフードコートと、モロ昭和な大衆食堂、雰囲気含めての印象は、やはり異なってくる。

 

さらには、付け合わせの有無や種類、そして副菜とのコンビネーションにより、味わいは千変万化する。

 

付け合わせなしカレーなので、サブでマカロニサラダを取っておいたのは正解であった。

 

小鉢だけのために割りばしを使うのは悪い気がするので、そのままスプーンでちょこちょこマカロニサラダを掬いながら食べる。

 

コワ目のごはん、濃いカレーの風味、その合間に挟むマヨ系テイスト、にゅるりな歯ごたえはいいアクセントだ。

 

あっという間に完食。

 

お冷を飲みほし、そしてお茶でまったり。

 

お茶での〆が、大衆食堂ぽくて、イイ感じ。