まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【立ち寄りカレー】喫茶 PARCO 【明石公園】<食べ日:2023年5月28日(日)>

自転車で明石公園のそばを走り抜けることはよくあるのだが、この日はたまたま歩きで通りがかった。

 

そういえば、明石公園の中って、長らく足を踏み入れていない。前回訪れた記憶がないほどだ。

 

そこで、この機会に、久々に明石公園内を歩いてみることにした。

 

県立の公園だけあって、さすがに規模がデカい。

 

「姫路城より広い」と謳う明石城の城跡をメインに、野球場や陸上競技場、県立図書館、ボートに乗れる池などもあり、あらためてそのスケールの大きさに驚く。

 

ブラブラ歩いていると、だんだん腹が減ってきた。

 

時計を見ると13時ごろ。どこかで昼飯を食べるとするか。

 

すると、ちょうど良いことに目の前に、喫茶店が現れた。

 

表に出しているメニューを見ると、カレーもあるようだ。よし、ここにしよう。

 

巨木がそびえ、蔦がからまらる、緑に囲まれた喫茶店
公園内の喫茶店なればこその雰囲気。

店内に入ると、そこそこテーブルが埋まっている。そして、客の風体が全般的におかしい。

 

どうやら、付近でコスプレ系のイベントが催されており、そこの参加者が流れてきている模様。

 

むさいおっさん(私)は、なんだか少々肩身が狭い気持ちになりつつ、コソッと窓際の小さなテーブル席に着く。

 

そして、ビーフカレーとアイスコーヒーのセットメニューを注文。

 

お店は、カウンター内で調理するおばちゃんと、ホール担当のおばあちゃんの二人で切り盛りされている模様。

 

イベントの影響で普段よりも客が多いのであろう、おばあちゃんは配膳に大忙し。これは料理が出てくるまで、結構時間がかかりそうだ。

 

そこで、窓の風景をつらつら眺めつつ、気長に待つ。

 

お店のすぐそばにはシンボルツリーというには存在感ありすぎの大樹が聳え立つ。

 

その周囲にも植栽がふんだん。様々な種類の草花が活けられ、なんだかミニ植物園のようになっている。

 

気になってGoogleMapでお店を調べると、「緑の相談所」という公共施設の一画のようだ。周囲の緑の多さにナットク。

 

印象的な景色に気を取られ、カレーを待っていることをやや忘れかけていると、不意にカレーがポンと到着。

 

上から見ると量が少なく見えるが、底が深い皿なのだ。
福神漬けがたっぷり乗ってでてくるのがいい。

 

ほほう、カフェ飯らしく、深さのあるおしゃれな白い船皿だ。

 

カレーの色つやも、明るい感じ。

 

ライスというよりも「ごはん」といったほうがしっくりくる、ぽってり白飯にルーを乗っけて一口。

 

カレーは欧風テイストだが、けっこうあっさり目、くせのない味。

 

まさに、昔ながらの喫茶店の、軽食カレーライスといった感じ。

 

最近の凝ったスパイスカレーとは、ある意味対極にある、シンプルなカレー。

 

そして、なんだか、ちょっと懐かしい味。

 

にぎやかなコスプレ客をよそに、おっさんは窓外の緑あふれる風景を眺めながら、ゆっくりカレーを食べる。

 

周囲の景色というのも、立派にカレーの味わいの内だな・・そんなことを考えながら。

 

姫路公園や、ここ明石公園のような、城のある広々とした公園ていいよね~。