このところ週末に所用が多く、自転車に乗る機会がすくない。
乗れたとしても、翌日が仕事の場合は、疲れを残さないように、短時間にとどめる必要がある。
加えて、9月とはいえ、日中は気温が余裕で30℃を超えてくる今日この頃、近場でサクッと走って切り上げたいところだ。。
とはいえ、短時間ライド用に設定した定番ルートばかり走るのもマンネリ感がある。
どこか近所で面白そうな道路はないものか・・
そう考えてネットで調べていると、神戸の急坂をテーマとした記事で、気になる坂をみつけた。
その坂の名を「きつね坂」という。
なんでも、「最高勾配 42.6%」だそうな。
▼ 参考記事
40%超え!? ホンマかいな。
しかも場所を見ると、須磨区内。なんとご近所ではないか。
▼ GoogleMapで検索すると「観光名所」と付記表示される。私が知らないだけで、有名な坂のようだ。
9月の3連休の最終日、この日は時間が取れたので、ロードバイクできつね坂に行ってみることにした。
きつね坂があるのは、山陽須磨駅からやや西に進んだところ。
さて、自分のロードバイクは、フロントギアがチート感のあるトリプル。とりあえず、一番軽いギアに予めセットして坂にとりつく。
登ってみると確かにキツイ坂ではあるが、距離が短いので、すぐに登れてしまう。拍子抜け。
きつねだけに「化かされた」感がなきにしもあらず。
その後は、坂の上に広がる住宅街をぐるっと巡ってから下りてきた。
さて、今度はきつね坂を下る番だ。
確かに上から見ると、かなり急勾配に見える。あのカーブの内側が瞬間最大風速的に、例の最高勾配なんだろうな。
ブレーキレーバーをぎっちり絞り、ゆっくりときつね坂を下りきる。
さて、このきつね坂付近の登り下りだけでは、ライドとしてあまりにも短い。そこで先ほど見かけた、山陽須磨駅のすぐ横に位置する、隣の坂道も登ってみることにした。
ちなみに、後で調べると、こちらは「たぬき坂」通称されているそうな。
さて、短いトンネルをくぐった先に伸びるたぬき坂は、一定の急勾配が続く直登だ。これはキツそうだ。
我が貧脚をかんがえると、フラフラ・ヨタヨタ登りになるのは避けられそうにない。
ただ、道幅が狭く、さらに駅の隣道というロケーションから歩行者もそれなりに多い。
安全性を考えると、少なくとも自分が自転車で登るのははばかられる状況だ。
考えた末、あきらめて、今回は自転車を押して登るw
きつね坂は登攀としては物足りなく、たぬき坂は自転車の登攀にイマイチ向いていない。
帯に短く、たすきに長し・・ならぬ、「きつねに短く、たぬきに長し」といったところか。
それにしても、近場でも知らないスポットがいろいろあるものだ。