まったり巡行

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【まったり自転車】突発的自転車旅 浜名湖 → 豊橋 前編 ~ 初日はハマイチ! <乗り日:2023年11月3日(金・祝)>

11月の3連休を前に、久々に輪行旅行がしたいと思った。

 

さて、どこに行くか・・いくつか候補を考えた。

 

ただ、自転車旅の場合、当日の天気が気になる。そのため、連休1週間前まで様子を見ていると、その間に、どこもかしこも宿が予約満室状態になってしまった。コロナ鎮静化以降、旅行が活発と聞くが、まさにその影響であろう。

 

半ばあきらめかけていた連休の3日前、Googleマップのホテル検索機能で一応空き部屋を再確認したところ、候補地の一つ、浜名湖近辺のホテルが11月3日(金・祝)の予約を受け付けているのを発見。しばらく前は満室表示であったので、キャンセルでも出たのだろうか。

 

これ幸いと、ネットからポチっと予約。この瞬間、唐突に、1泊2日の浜名湖輪行旅行が決まった。

 

 

 

さて旅行前日は早めに就寝。当日、4時起き。神戸市営地下鉄始発で、まずは新神戸駅を目指す。

 

輪行旅行の場合、荷物がデカいので、極力混雑を避けようと考えた次第。

 

ところが、思いのほか早朝から新神戸駅は人でにぎわっており、新幹線自由席の券売機前には列ができている。最近の旅行熱の高まり、これほどとは・・

 

自由席乗車券を購入し、新神戸始発の新幹線「ひかり」でまず名古屋へ。そして、名古屋で浜松に停車する「ひかり」へと乗り換え。名古屋からの「ひかり」は座席がそこそこ混んでいたので、デッキスペースで立って過ごす。

 

そんなこんなで、無事浜松到着。輪行袋を肩に、駅ホームに降り立つ(ちなみに私の下車後、浜松ではどえらい人数が自由席に乗り込んでいた。デッキスペースまでギュウギュウの有様を横目に見ながら「あれに巻き込まれなくて、良かった」と胸をなでおろした)。

 

 


浜松駅前で輪行解除。西へ13㎞ほど走れば、浜名湖に到達だ。

 

輪行を解除、大型サドルバッグも念入りにパッキング、しっかりと装着。
朝8時半ごろ、浜松駅からライドスタート!

 

浜名湖手前から自転車ナビマークが現れる。ただ、静岡随一の大都会である浜松近辺なので、交通量が多く、大型車も頻繁に通る。安全重視で、自歩道徐行を併用しつつ進む。

 

浜名湖へと続くこの道路は、太平洋自転車道になっているようだ。


浜名湖は海とつながる汽水湖だが、両者を隔てるように浮かぶのが弁天島。その弁天島起点で、目指すは浜名湖一周、通称「ハマイチ」。公式パンフによると、ベーシックなコースで一周67kmになるらしい。

 

しょっぱなから橋の連続。複雑な形の浜名湖を取り巻く道路を走るので、その後も、大小さまざまな橋が現れる。

湖畔の景色は、どこから見てもビューポイントだらけ。

 

走っていて感じるのだが、とにかく湖の景色が良い。美しい。

 

とはいえ、絶景のレイクビューも、延々見続けると、さすがにやや飽きる。しかも、道路は平坦続きで物足りなさも感じる。

 

そこで、ベーシックな一周コースからやや内陸にそれたあたりを走る。すると、そこそこアップダウンが現れる。そうそう、こういう負荷も少しは欲しいところ。

 

上り下りを繰り返していると、ふたたび湖が見えてきた。スマホで位置を確認すると、いつしか浜名湖の北東の端にまで来てしまったようだ。

 

橋を渡り、ふたたび湖畔にでて、そこからしばらくは水辺のサイクリングロードを流す。

 

湖の北側まで来ると、趣のある鄙びた風景も現れる。
路側帯のすぐ横が水辺というのが、なかなか良い雰囲気。


浜名湖の北側には東名高速が通っており、そのサービスエリアが湖畔の高台にある。高速の外からでも徒歩・自転車で入れるらしく、中にはフードコートがあるとのこと。そこで昼飯を取ることにした。

 

こちらがそのサービスエリア。中には巨大フードコートがある。
そして窓から見えるは、当然のごとく絶景レイクビュー。

 

本来は高速道路利用者用の施設だが、外からも入れるようになっている。
イクラックも完備。


サービスエリアのフードコートにて「浜松産のウナギ使用」と触れこみの2700円のうな丼(並)を注文。私にしては奮発だ。しかし、朝から走りっぱなしで腹も減っていたので、料理の写真を撮るのも忘れ、あっという間に平らげてしまった・・。

 

 


エネルギーを補給し、ふたたび湖畔を走り始める。

 

その後も、ひたすら良い景色が続く。道路も走りやすい。


それにしても、ローディ、多いな。ガチぽい人もいれば、グループでゆるポタの人たちもいる。

 

サイクリングコースは、車道に自転車ナビマークが描かれ、その一方で自転車歩行者道(自歩道)もやたらしっかりと整備されている。ガチな人には巨大周回路だろうし、ゆるポタ者にとっては安全に観光を楽しめる。至れり尽くせり。そりゃ、自転車乗り集まるわな~。

 

ただし、しっかり整備されている分、「この道、この先、どうなるか」「激坂、酷道にでくわしたら、どう対応しようか」というアドベンチャーなワクワク感はないな~。

 

そんなことを考えつつ、クランクを回していると、おお、スタート地点の弁天島までもうすぐじゃないか。

 

 

なんとなく、湖畔経由ではなく、ボートレース場のある人工島経由で弁天島を目指した。しかし・・これが失敗であった。

 

欄干の低い、長い海上橋に出てしまった。この区間、自歩道はなく、さほど幅のない路側帯があるのみ。これはちょっと怖いぞ。

 

下を見ると、恐怖感が増す。こういうアドベンチャー感はいらんねん。

 

とはいえ、引き返せるシチュエーションでもなく、体勢を低くし、ゆっくり慎重に進み、最後の難関クリア。

 

午後2時前、スタート地点の弁天島に帰ってきた。これにてハマイチ達成。

 

スタートの目印にした、JR弁天島駅付近にある棒?塔?のようなオブジェ。再びここに戻ってきた。

 

慣れぬ早起き、そして最後の海上橋のドキドキもあったせいか、ハマイチ走り終えて、どっと疲れが出た。

 

今日は早めに宿に入って、ゆっくり休もう・・そう考えつつ、弁天島を後にした。

 

 

▼ 途中コースを見失い、結果、少々ショートカットしてしまった部分あり(北西のあたり)。でもまあ、おおむねハマイチ達成。