ロードバイクで、西へ。
ひたすら無心でペダルを踏める明姫幹線(国道250号)。
加古川を東に越え、高砂市に入る。そして、折り返し地点と定めたJR宝殿駅近くのブックオフ到着。買い物を終えた後、時刻を見ると、もう正午前だ。
帰途、どこかで昼飯を食べよう。
それにしても暑い。日が照り付けると、まるで夏のようだ。11月目前というのが信じられない。
こう暑いと、昼飯は、セルフうどんに寄って「ぶっかけの冷」でも食べたいな・・
そんなことを考えつつ、スマホで「うどん」と検索すると、帰途たち寄れる場所に、気になるうどん店が見つかった。
以前にも書いたことがあるが、私は独立系のセルフうどん店が好きだ。というのも、丸亀製麺に代表される大手チェーンに対抗しえているということは、味のクオリティがチェーン店を大きく上回っていると推察される為。
しかもそのお店、地図で見ると、実際に近くに丸亀製麺があるのだ。大手資本相手に絶賛真っ向勝負中。こいつはホンモノだぞ。
よし、次なる目的地決定。再びロードにまたがり、そのセルフうどん屋を目指す。
加古川を西にわたり、明姫幹線から北にそれた準幹線道的な道路を進むと、特徴的なお店の外観が目に飛び込んできた。
店名は、そのものずばり「うどんや」。
いかにも、個人経営のお店が拡張していった風情だ。
駐車場の片隅に屋根付き駐輪場もあり、そちらにロードを停めつつお店を見ていると、ひっきりなしに人が出入りしている。
やはり、地元の人気店に違いない。
期待を膨らませつつ、お店の入口へと向かうと、そこにはカレーうどん(「クリーミーカレーうどん」と「とまとカレーうどん」があるらしい)を推奨する、年季の入った写真看板が置かれていた。
そうか、カレーうどん推しなのか。
これは避けては通れぬ。冷のうどんは今回はとりやめ。お店に入り、注文カウンターにて「クリーミーカレーうどん」を注文。
うどんを受け取り、空き席を探す。
客でにぎわっているが、店内は広いので、席が見つからないということはない。窓際のカウンター席が空いていたのでそちらに座を占める。
さて、改めてカレーうどんを見ると、一般的なうどんよりも、カレーつゆがクリーム色がかっている。色からして「クリーミー」だ。
そして、おもむろにうどんをすする。
おおっ、これはゴン太、コシ強ツヨの讃岐流ストロングスタイルのうどんだ!
実際、独立系のセルフ店て、うどん県方面となんらかのつながりがあることが多い(店主が香川出身、本場店舗で修業 など)。
このうどん1本だけで、人気の理由がわかる。これはチェーン店では出せない食感・のど越しだ。
そして、カレーのあじわいは、まったり、おだやか。
ダシが効いているが、風味をガツンと漂わせるでもなく、カレーといい塩梅のハーモニーを奏でている。
これはうまいぞ。
そこに華をそえる、バラ肉は量たっぷり。
ライド中ゆえ腹が減っていたこともあり、どんぶりにかぶりつくように、うどん瞬食。
なにせうどんが太いので、あっという間に平らげてしまえる。
そして、クリーミーなスープが残った。
レンゲは付いてこなかった(セルフ店ゆえ、自分で取るのだろうが。初めてなのでわからずじまい)。
まよわず、どんぶりに直接口をつけ、最後の一滴まで飲み干した。
それにしても、いい店見つけた。冷のうどんもぜったいウマいに違いない。
また来よう。
ライドの定番立ち寄りスポットが、私の中に追加された。