最近、シェア自転車「ハローサイクリング」(以下 ハロサイ)に乗ることが多い。
先週末の土曜日も、サイクルモード大阪訪問後、会場の万博記念公園から阪急池田までハローサイクリング(ハロサイ)の自転車で走った。
ここ数年、関西では大阪を中心に、ハローサイクリングのステーションがどんどん増加。結果、利便性が向上。
出先で手軽に自転車を借りれるようになった。
また、返却できるスポットが増えたことから、目的地で気軽に乗り捨て(もちろん現地のステーションに返す)できるのも良い。
とても便利だ。
ただ、ハロサイを利用する場合、その乗り方において、注意点が存在する。
ハロサイの自転車は、そのほとんどが電動アシスト(電アシ)ママチャリだ。
普段、私はクロモリロードと、アルミ折りたたみ小径車という軽めの自転車に乗っている。すると、ハロサイ自転車に乗った場合、勝手が違うと感じる。
その違いからくる主な注意点を、今回まとめてみたい。
■違い その1 「重い」
電アシママチャリは、重い。
普段軽めの自転車に乗っていると、怖いくらいに重い。
路面のギャップを避けるなどの、ちょっとした操作がロードにくらべて相当やりにくい。
前かごに荷物を入れると、さらに操作はしにくくなる。
また、乗り越えられない段差や障害に出くわしたときに、ひょいと車体を持ち上げるのも困難。
さらには、歩道橋で、階段横に設けられた自転車用スロープ伝いに車体を押し登るのは、しんどい。
■違い その2 「ペダルの踏み方が異なる」
スポーツ自転車の世界では、足の母指球のあたりでペダルを踏むべしと言われている。
しかし、それはママチャリの世界では通用しない。
なにせ、サドルがロードのように高く上げられない。
自然、ペダリングの際に、膝をガッツリ鋭角的に曲げる必要が出てくる。
するとどうなるか。
母指球のあたりで踏むのが難しくなる。
もちろん、踏めなくはない。
ただ、その場合、ヒザに大きな負担がかかる。特に登りで。
世の多くのママチャリダーのように、土踏まずのあたりで踏むのが自然だ。
勿論、力は出ないが、その分電動アシストがある。
■違い その3 「止まれない」
もちろん、ブレーキが効かないという意味ではない。
信号等で一旦停止した際、ペダルに足を乗せたままで、ごく軽くでも踏んでしまうと、とたんにアシストが作動。前に進もうとする。
自歩道などの歩行者が周囲にいるシチュエーションで、このアシストが発動すると、怖い。
そのため、歩行者が近くに居る場合は、足はペダルではなく、地面に付く、もしくは前ギア付近のフレームに乗せる等の対応が必要。
こんな具合に、同じ自転車とはいえ、ロードと電アシママチャリでは、相当な違いがある。
似て非なる、別の乗り物という感すらある。
特に、普段ロードに乗っていると「ペダルの踏み方が異なる」点には気を付けなくてはならない。
自分はヒザに古傷を抱えているので、ヒザに負担をかけるのは避けたい。でも、いつもの癖で、母指球でペダルを踏みに行ってしまいがち。ハロサイに乗るときは土踏まずで踏むよう、意識するようにしよう。
あと、登りの最中に、アシストが充電切れすると最悪だ。
ハロサイ自転車は屋外放置前提の頑丈仕様、しかもバッテリー付き。とにかく重い。そんな自転車を、気合で漕いで登らねばならなくなる。これはつらい。
もっとも、ハロサイアプリで自転車を借りる際、各機材のバッテリー残量目安はアプリに表示される。この項目のチェックは怠らないようにしたい。
「電アシに乗って、ひざを痛める」という、意味不明なことにならないよう、十分気を付けよう。