まったり巡行

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【立ち寄りカレー】セント ローレンス【明石】<食べ日:2024年12月22日(日)>

2024年ものこりわずか。

 

今年食べられるカレーも限られてくる。

 

後悔のないよう、しっかりとお店を選んで、おいしいカレーを味わっていきたいものだ・・

 

そんなことを考えつつ、お昼どきの明石の町を歩く。

 

 


この日は用事があり電車で明石までやってきた。

 

用事をすませて、さて、ランチ。

 

スマホを取り出し、GoogleMapで「カレー」と検索するが、専門店はすでにたいてい訪問してしまっている。

 

そこで「喫茶」と検索。

 

軽食ありの喫茶店の場合、カレーがメニューにあることが多い。

 

ただし、喫茶店のカレーは当たり外れがある。それこそレトルト?と思しきものが出てくる場合もあれば、しっかり手作りのカレーが提供される場合もある。

 

そこで、参考になるのが、GoogleMapの店舗情報に出てくる写真。

 

これだけカレーを食べ歩いていると、写真を見ただけで、食べるべきカレーか否かを瞬時に判断できるようになってきた。

 

幾つかお店の情報を当たり、とある喫茶店のカレーの写真にビビッときた。

 

明石の繁華街、魚の棚の近くの「セント ローレンス」という喫茶店

 

さっそく訪れてみると、ちょっと懐かしい雰囲気の漂う、洋館風のファサードが目に飛び込んできた。

 

いや~、めっちゃ雰囲気のある外観。昭和時代の、こだわりの喫茶店といった感じ。

 


換気の為だろうか、冬なのに少し開けられているドアを押して店内に入る。

 

中は、ナチュラル昭和レトロ喫茶店という雰囲気。年季を感じさせるインテリア。

 

おそらく昭和の頃から、ずっと変わらず営業しているのであろう。

 

家族経営と思われ、厨房のマスターが料理を作り、奥さん、お母さん、娘さんがホール担当という感じ(たぶん)。

 

店内に手作り小物や、おばちゃんが好みそうな洋服が売られているのが個性的。

 

そして、客の年齢層が相当

高い。それこそ、私以外の客は、みな高齢者。

 

おそらく昔からの常連さんばかりなのだろう、注文の受付は「〇〇さん、コーヒー」てな感じで、名前で通っている。

 

そんな風景を眺めつつ、カレーとコーヒーのセットを注文。850円。

 

待つことしばし、まずスープとサラダが到着。

 

その後やってきたカレーがこちら。

 

見るからに具材ゴロゴロなルーが食欲をそそる。

 

おお、もろ手作り家庭カレーの雰囲気。

 

ニンジンがごろごろ、そして、バラ牛肉がふんだんに入っている。こいつはうまそうだ。

 

家庭カレーの見た目どおり、じんわり滋味をかんじさせる、やさしい味わい。

 

甘口で、食べてほっこりする味。

 

店外に無農薬野菜の無人直売コーナーが設けられてあったが、ルーの中のニンジンや玉ねぎも、おそらくこだわりの具材であろう。

 

サラダ、さらには中華ぽいスープの薬味、いずれの野菜もシャキシャキしている。

 

たべてほっこり、あったかい気分になるカレーであった。

 

そして食後のコーヒーがこちら。

 

一輪の花が描かれたカップとソーサー。そして金のスプーンが鮮やかにマッチしている。

 

昭和の喫茶店を感じさせるうつわがいい感じ。

 

これで850円はお得感ある。

 

さらにお店の雰囲気はプライスレス。それも含めて、印象に残るカレーであった。