まったり巡行

自転車でゆったり、カレーでまったり。

【立ち寄りカレー】【京都府】コーヒーハウス マコ 【長岡京市】<食べ日:2025年6月22日(日)>

前回カレー記事の翌日のこと。

 

土曜の休日出勤。東大阪市内の倉庫にて、「年一イベント」棚卸の業務を行った。

 

その日は倉庫近くの安ビジホで一泊。蒸し暑い倉庫でクタクタになっていたので、その夜はゆっくり体を休めた。

 

そして、さらに一夜明けての日曜日に、シェア自転車を利用しての大阪ライド。

 

朝8時半ごろに出発。松井山手を経て、県境を越えて京都府長岡天神まで走った。

 

そのライド詳細は改めて記事にまとめるとして、今回はそのライドの締めくくりに食べたカレーについて。

 

 


ゴールと定めた長岡天神にたどり着いたのが13時前。敷地内のステーションにシェア自転車を返却。せっかくなので、社殿にお参りした。

 

本当なら見知らぬ長岡京の町中も探索したいところだが、この後の都合があり、今回は速やかに帰途につくことにした。JR長岡京の駅に向かって、足早に歩く。

 

しかし、昼飯くらいは、この町で食べていきたい。

 

そう思いつつ、スマホを取り出しGoogleMapで付近のカレーを調べたところ、JR長岡京駅近くの喫茶店がヒットした。こりゃ都合がいい。

 

お店の名前は「コーヒーハウス マコ」。GoogleMapのクチコミが正しいならば、長岡京の町で2番目に古い喫茶店だそうな。

 

その喫茶店の名物メニューが「スパイシー チキンカレー」だという。これは食べておきたい。

 

そして、たどり着いたお店がこちら

 

かなり年季の入った、香ばしすぎる店構え。「長岡京で2番目に古い」にナットク。入口のツタの蔭にSCOTTの白いロードバイクがささっていた。

 

レトロで激シブなお店かと期待してドアを開けると・・店内に鳴り響いていたのは、やたらとアップテンポな音楽。

 

とりあえず、カウンター席に腰掛けたところ、目の前にカウンター内と外を遮る形で透明なビニールカーテン?が垂れ下がっている。そのビニールには、アニメ映画の劇場チラシがペタペタと多数貼られている。

 

テーブル上には、フィギアなどのアニメ小物が置いてある。

 

え? ここアニメ系サブカルなお店だったの? これは意外だ。

 

さっきから店内に流れているアップテンポにかわいい系女性ボーカルを乗せた楽曲は、たぶん最近のアニソンなのだろうな。

 

では、私のようなおっさんには場違いな店かというと、そうとも言えず。

 

カウンター内のお店のマスターは結構な年配。しかもカウンターの上は、おそらくお店の伝票書き等につかっているのであろう文房具類が散乱している。がさつなおっさんこそふさわしいお店のようにも見える。

 

さて、自転車を長時間漕いでいたのでハラは減っている。件の「スパイシー チキンカレー」をサイズ「大」で注文。アイスコーヒーもセットで。

 

カレーが出てくるまで10分ぐらいはかかったであろうか。その間、個性的な店内を眺めて過ごす。

 

壁際の本棚には、マンガが大量に並べられている。実際、マンガを熱心に読みふけっている客もいる。

 

しかし、それとは別に、エレアコのギターなども店内にディスプレイされている。メニューなども、よく見るとラスタカラー(レゲエの象徴である、赤・黄・緑)が用いられている。

 

おそらく、元々音楽カルチャー系だったのが、だんだん変化して、今の形になっていったのだろうか・・そんな推理を働かせているうちに、カレーが手元に到着。

 

カレーと、散乱する文房具。正直、この雰囲気が苦手な方は、避けたほうが無難なお店といえる。

 

木の船皿とは珍しい。ルーの中にゴロリと転がるニンジンが特徴的。

 

食べてみると、意外とあっさりとした味わい。

 

スパイスがビシッと聞いているわけでもなく、コクが深いタイプでもない。

 

やさしい味わい。

 

チキンはほぐされた形で、ルーの中にまんべんなく散っている。

 

ゴロッと大きなニンジンは煮込まれておりやわらかい。

 

スルスルと食べてしまうカレーだ。

 

昔ながらの喫茶店の軽食カレーは、割とこういうあっさりタイプが多い。そのほうが食後のコーヒーの味と干渉しないからだろうか。

 

ペロリと一皿完食。そして食後のアイスコーヒーをば。

 

かわった形のコップでアイスコーヒーが出てきた。セットのドリンクがアイスコーヒーの場合、プラス100円とのこと。


ライドの後のカレー、そしてアイスコーヒーは、黄金パターン。

 

個性的で忘れがたいお店で、この日のゆるポタライドをしめくくることができた。