まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【まったり自転車】シェア自転車で神崎川下流の中州巡り ~ 佃・中島 「8の字」ライド <乗り日:2024年1月27日(土)>

手持ちの、宿泊系株主優待券の有効期限が1月末まで。その消化のため、金曜日の出社帰りに、大阪のホテルに一泊。

 

明日土曜日はシェア自転車ライドを楽しもう・・そう考えて眠りについた。しかし翌朝、部屋備え付け目覚まし時計がなぜか鳴らず、寝過ごし。 (;´д`)トホホ

 

念のためモーニングコールもセットすべきだったな・・そんな後悔をしつつ、想定よりもずいぶん遅くにホテルをチェックアウト。

 

反省しながら心斎橋方面へと歩を進め、シェア自転車「ハローサイクリング」のステーションで自転車ゲット。

 

気を取り直して、車道に描かれた、自転車レーンの青いマーキングに沿って西へと走り始める。

 

目指すは、神崎川下流方面。

 

今月初頭「2024年の初ライド」として、ロードバイクで、神崎川に浮かぶ園田の中州をぐるりと一周する「ソノイチ」に出かけた。

 

▼ その時の「ソノイチ」ライド記事はこちら

matapato.hateblo.jp

 

 

その後、地図を見ていると、園田の中州の下流にも、小ぶりな中州がふたつ並んでいることにフト気がついた。

 

▼ こんな感じに、小ぶりな中州が二つ浮かんでいる。

 

気付いてしまったからには仕方がない。ソノイチの次は、そちらの中州も走ってみよう。それら中州は、ほぼ接する形で南北に並んでいるので、それらの外周にそって「8の字」を描くように周回してみよう・・そう思い立った次第。

 

 

 

さて、神崎川を目指し、まずは大阪の町を横切っていくが、中心街は自転車のマナー悪すぎ。歩道爆走や信号無視はあたりまえ、車道を逆走する電動自転車(自転車とは名ばかりで、ペダルを踏まずとも高速で走る)すら見かけた。そんなカオスな状況ににつられないよう、安全運転を心がけて、慎重に走る。

 

野田の町を通りすぎ、淀川をわたり、しばらく進むと、目的の中州に到達。

 

北側の中州へと伸びる橋をわたった先には「佃防防災船着場」なる河岸広場があった。その一画だけ、河岸へと降りれるようになっている。

 

河岸公園に見えるが、案内板によれば、災害時に中州へと物資を運ぶための船着き場だそうな。

 

一見公園のようだが、実際には現役の船着場。赤い舫い杭は飾りではない。

船着場で景色を眺めて小休止。そしていよいよ中州ライドに取り掛かる。

 

ちなみに、地名表示等を見て気づいたのだが、北側の中州エリアは「佃(つくだ)」、南側の中州エリアは「中島」という地名が付いている。

 

「8の字」の書き順に従って、まずは北側の佃の中州を、反時計回りに進む。

 

できればきれいな8の字になるよう、中州の外周に沿って走りたいところ。しかし、この地の中州は、園田のように川沿いの遊歩道・土手道は設けられていない。仕方なく、なるべく中州の外周に近い道路を選んで走る。

 

佃の中州内の景色は、まったくの住宅地。おそらく古くからの町なのだろう、下町の風情も感じる。その一方で、大規模な団地も見受けられた。

 

さて、川沿いを走れども、河岸堤防に遮られ、川は全く見えない。地盤0メートル地帯なのだろうか。

 

川岸ロードを進めども、無愛想な堤防しか見えない。

 

中州の北端を過ぎて、佃の西岸を南下していると、堤防越しにかかっている歩道橋ががあった。橋へと至るスロープ付き階段を登ると、そこからは唯一、川の景色を見ることができた。

 

ゴミが散乱し、荒れた自歩道。そこに現れた、この橋の階段を登ると・・

 

佃西岸の、唯一のリバービュー!・・といっても、赴きなく、殺風景な眺めだ。

 

中州の規模は園田よりもずいぶん小さい。ほどなく佃の中州を走り終え、次は南側にある、中島の中州へと向かう。

 

佃と中島をまたぐ高架橋を渡ると、ここからも川が見えた。中島の中州が神崎川の流れを二つに分けてるのが見える。

 

橋の北側の自歩道から撮影。向かって右側が本流の神崎川、左へと向かうのが支流扱いの左門殿川。

 

中州の景色のだいご味は、川の分流点・合流地点だが、今回走る二つの中州でそれらが見れたのは、この分岐だけであった。

 

さて、中島の中州の東岸を進むも、佃同様、河岸堤防が続き、中州の中に入ると川の景色は全く見れない。

 

南側に位置する長島の中州も、河岸は相変わらず堤防続き。

 

中島は北部こそ住宅地だが、南下すると大規模な公園が現れ、そこから先は急に工場や倉庫が集う産業地帯となる。

 

公園と産業地帯の間は、延々フェンスで遮られ、すんなり南下できない。「ここから先は、関係者以外は用事ないでしょ? 部外者はあまり立ち入らないでね」的な意図を感じる。

 

産業地帯への部外者侵入を防がんとする(?)、二重フェンス。なかなか向こう側に行けない。

 

でもここまで来たらには、フェンスの南側の町なみも見てみたい。フェンスに沿って進み、ようやくその切れ目を見つけて、産業地帯へと進入。

 

本当は河岸にそったルートを採りたいのだが、そちらには簡単に行けないようだ。景色も堤防と工場・倉庫ばかりだろうから、あきらめる。そして、南北に伸びる目抜き通り(といってもコンビニが1件ある程度で、あとは工場・倉庫が立ち並ぶのみ)を南下。ダンプなどの大型車が多いので、自歩道徐行で進む。

 

そして、中島の南端に到達。「8の字」の最下部だ。堤防、そしてただっぴろい道路が広がる。

 

工場・倉庫・物流施設が建ちならぶ。神戸でいえば、苅藻あたりの雰囲気に近いかな。

 

この辺は歩行者や自転車は見かけず、そのせいだろう、通り過ぎる大型車は驚くほどゴンゴン飛ばしている。自歩道がない部分は、安全最優先、慎重に進む。

 

そこから中島の西岸を北上。8の字の最終段階だ。そして、ほどなく中州北端にかかる橋に戻ってきた。

 

中島の中州を走り終えた。あとは佃の中州に戻り、スタート地点に向かえば「8の字」の完成だ。

 

そしてスタート地点に戻り、佃・中島の中州「8の字ライド」完走。中島のほうで思うようなルートが取れず、ちょっと歪な8の字になっちゃったけどね。

 

佃の防災船着場を除けば、川が見れるのは、高架の橋の上からのみ。ビュースポットは極めて少ない川沿いライドであった。

 

とはいえ、なじみのないエリアの、町の景色を見て、空気を感じることができたので、よかよか。

 

気が付くと、既に時刻は1時過ぎ。電アシでのライドとはいえ、もう3時間くらいは走っている。さすがにハラヘッタ。

 

近くのハローサイクリングのステーションに自転車を返却し、カレーでも食べて、電車で帰るか。

 

【まったり自転車】自転車盗難にご用心!

先週のこと。仕事で取引先の方とZOOMミーティングを行った。

 

仕事の話はひとしきり終えて、すこし雑談的な会話に。

 

すると、先方から、ふと「最近、自転車を盗まれて・・」という話がでた。

 

むむっ。興味をひかれる。もうちょっと詳しく!

 

続けて話を聞くと、町中に自転車で出かけた際に盗まれてしまったとのこと。

 

もしかして鍵をかけ忘れたのかと伺ったところ、しっかりとかけていたという。

 

なんでも、カギをかけた自転車ごと(おそらく車につまれて)持っていかれてしまったらしい。

 

さらに驚いたことに、その方の友人も似かよった自転車盗難にあってしまったそうな。

 

ほへ~。自転車の盗難、流行っているのだろうか。

 

結局その方は、仕方なく自転車を買いなおしたという。「さすがに高い自転車を買うのは怖くなり、ごく安い自転車にした」と話してくれた。

 

話はそれで終わらない。

 

その新たな自転車を屋外で掃除していたところ、見知らぬ人が寄ってきて、自転車の写真を見せて「この自転車見たことありませんか?」と聞いてきたとのこと。その人も自転車を盗まれ、取り戻すべく自力で聞き込みをしている最中であったそうな。

 

「こりゃまちがいなく、自転車盗難、流行っているぞ」という結論(?)に至り、その原因について互いに考えを巡らせた。

 

(1)昨今の物価高が生活を圧迫し、それが治安悪化を招いている。自転車泥棒もその一環ではないか?

 

(2)日本仕様の自転車は人気で、海外で高く売れるという。国際転売を目的か?

 

(3)金属の値段も上がっているので、その材料として盗まれているのではないか?

などなど。

 

特に(2)(3)などについては、完全にプロ泥棒の仕業だ。上記のような、手早く車に積んで持っていく手法は、そんなヤバい連中でないと難しかろう。

 

いやはや、いやな世相だね~。

 

いまのところ自分は被害にあっていないが、今後自転車は盗まれないよう十分気を付けようと誓った。

 

対策としては、やはり周囲の固定物と結わえるように鍵止めする「地球ロック」が最良であろう。そうしておけば、一瞬で車に積まれることは無いはず。

 

自分はロードと、普段乗り用の折りたたみ自転車を持っている。

 

ロードを駐輪するときは、極力地球ロックしているが、折りたたみもそうしなきゃね。

 

ロードより安いとはいえ、新品で買えば3万くらいはする。時々自転車旅行の相棒にもなってくれる機材なので、おいそれと盗まれるわけにはいかないのだ。

 

ただ、駐輪の際、周囲に目立った固定物がないシチュエーションもある。

 

そういう場合は停める場所を考えるしかないね。

 

鍵さえかかっていれば、古典的な「チョイ乗り勝手に拝借」的な盗まれ方はなかろう。

 

だとすれば、車で近くまで寄れない場所に止めていれば、上記のような「車に乗せて持っていく」プロ泥棒対策になりそうだ。

 

想像するに、車を使った手口は、おそらくスピードが命。パッと車で近くによって、サッとパクっていくものと思われる。手間や時間をかけるリスクは犯さないだろう。

 

今後は、自転車を停める場所にも気を遣うようにしよう。

 

自分の自転車は、自分で守るしかない。

 

そんなに自転車泥棒が流行ると、ライド中におちおちお店にも寄れないじゃないか。
ほんとイヤな世相だわ。

 

 

【へっぽこ投資】ズドン、こいこい

何かと話題の「新NISA」。

 

世の中で、ここまで投資熱が盛り上がるのは相当久々のはず。

 

それにつれて、日経平均株価もバブルの最盛期に近づく勢いだ。

 

 

 

ただ、(以前も記事に書いた通り)本来は、30年ほど前の日経平均と、今のそれとを単純に比べられるものではない。

 

しかし、そんなことお構いなしに、「バブル以来」と題した株関連の記事が、あちこちのニュースサイトで見られるようになった。

 

こうなると、これまで全く投資に興味のなかった層まで「株が調子いいらしいぞ」「儲かるらしいぞ」てなイメージで、新NISA口座をひらき、株を買い始めることになる。

 

すると株式市場はさらに過熱しそうだ。

 

なにせ、人はブームに弱い。

 

つい、その時々で人気があるとされるものに吸い寄せられる。

 

それが金銭的な損得にかかわるものであればなおさらだ。

 

この投資熱、しばらく続くものかもしれない。

 

 

 

その一方で、相場に過熱感があるのも事実。

 

上ずり気味の日経平均のチャートを見ていると、いかにも一旦ズドンと落ちそうな気もする。

 

幸い旧NISAが始まったころから持っている銘柄に結構な含み益が出ているので、思い切って、今のうちに大半売却することにした。

 

また、信用取引も含み益が出ていたので、ついでにすべて決済。

 

年明け早々、まとまったキャピタルゲインを得られて、よかよか。幸先いいぞ。

 

 


さてさて。しばらくは、いまの「新NISA相場」がどうなるのか、静観を決め込もう。

 

もし、大きな調整が入れば、その時にこそ新NISA口座を発動しよう。

 

ズドン、こいこい。

 

まっさら、からっぽの新NISA口座でしっかり受け止めてあげるから。

【まったり自転車】西神中央最強説 for 自転車

以前の記事で書いた通り、昨年秋に、西神中央にあった実家を売却した。

 

なじみの西神中央の町に拠点がなくなったわけで、心寂しいものがある。

 

手放すまでの実家は、しばらく空き家状態となっていた。しかし、ちょっとしたライドの拠点として利用することはあり、西神中央の地の利を常々感じていた。

 

自転車に乗るにあたっては、西神中央は、神戸市内で最良のロケーションかもしれないとすら思う。

 

なぜか。

 

その理由を以下にまとめよう。

 

(1)ルート選びのバラエティ性に富む

 

神戸の市街の大方は、六甲山系の山と海に挟まれた、東西に延びる細長いエリアに集中している。

 

そのため、神戸中心部をライド拠点とした場合、向かう方向は西か東かの二択になってしまう。

 

ヒルクライムで山側を目指す選択肢もあるにはあるが、ルートは非常に限られる。

 

つまり、ライドの際、ルートの選択肢がごく少なくなってしまう。

 

しかし、西神中央は違う。

 

六甲山系の連なりは神戸市西部で終わりを迎えるので、西神中央を核とする西神戸エリアでは平地が広がっている。

 

そして、西神中央はそこそこ内陸にあるので、四方八方、どの方向にも向かうことができる。

 

これはライドのマンネリ化防止にあたって、大きな利点だ。

 

 


(2)周囲に魅力的な町やスポットが多い。

 

これは(1)と関係するが、周囲に魅力的な町や道路、スポットが多い。

 

南に向かえば明石・大蔵海岸公園に出ることができるし、そのまま国道2号に乗って海岸線を走ることもできる。

 

北に向かえば、神戸電鉄沿線の町々にもアクセスが良く、さらに北進すれば、それこそ西脇あたりまで走りやすい道が続いている。

 

東方面にはヒルクライスポットの岩谷峠が、十分日帰りできる距離にある。

 

西に進めば、稲美町を中心とした田園風景が広がっている。そのまま進めば、小野や加古川方面に出ることもできる。

 

 

(3)周回ルートが作りやすい

 

ニュータウンあるあるだが、宅地エリアを取り囲む形で、主要道路が走っている。そのため、周回ルートが作りやすい。

 

さらに、住宅地の外縁部には、広大な工業団地が広がっている。そのため、道は広く、整備されている。週末、特に日曜日は車が少なくなるので、近場で済ませるフィットネスライドにも適している。

 

 


(4)輪行しやすい鉄道事情

 

西神中央駅は神戸市営地下鉄のターミナルなので、すべての電車は始発だ。

 

故に、輪行袋入りの自転車を置きやすい、列車の先頭もしくは最後尾のスペースを必ず確保することができる。

 

さらに、地下鉄1本で新神戸駅まで出ることができるので、新幹線へのアクセスも良い。

 

 


これほどまで自転車乗りに適した町、そう多くはないと思うのだが、どうだろう?

 

できれば実家は売却せず、そちらに移り住みたいところだが、現実問題そうもいかず。

 

ああ、さらば西神中央

 

ま、今後も時々、自転車でそっち方面に行くからね。

 

西神中央駅前は再開発され、大型マンションが立ち並び、ランドマーク的な建物(なでしこ芸術文化センター)も作られた。神戸市西区の中心地としての地位が確たるものになった。近代的でありながら落ち着いた、いい町なんだよな~。

 

【神戸カレー】神戸ビーフ館 グリルなかがわ 【春日野道】<食べ日:2024年1月13日(土)>

朝起きてみると、やたら風が強い。

 

今年は異例の暖冬だが、もう春一番到来か?と思ってしまったくらい。

 

こうなると、自転車で出かけるのは取りやめ。そうすると、今日は何をして過ごそう・・

 

というわけで、急ぎでもない小用をすませに、電車で春日野道方面に出かけることにした。

 

さて、そのちょっとした用事を済ませたら、13時頃であった。どこかでカレーを食べよう。

 

神戸の都心、三宮から一駅しか離れていない春日野道。しかし、用事がない限り訪れることはなく、なじみが薄い町だ。

 

以前も一度だけ用事で訪れ、当地でカレーを食べたことがある。今回は、その時とは逆方向に歩いてみる。

 

東方向に歩を進めると、アーケード付き商店街が現れた。

 

前回来た時は、駅の西側にある市場商店街を歩いたが、それとは別に、東側にも商店街があったんだね。ここなら飲食店もありそうだ。

 

そう思い歩いていると、「ビーフ」の文字があしらわれた看板のお店目に入った。

 

一見ステーキ店かと思ったが、近づいて、店外に張り出してあるメニュー紹介を見ると、フライものを中心とした洋食店のようだ。

 

カレーもあるね。よし、ここで食べよう。

 

ビーフ」の文字を強調した看板。その横に取り付けられた船の舵輪がお店のシンボルとなっているようだ。

 

お店に入ると、4人掛けテーブル数席と、カウンター席。カウンター席はパネルで3つに区切られており、そのうちの一つに腰掛ける。お昼時をやや過ぎる時間帯だが、結構席は埋まっている。

 

さて、メニューを見ると、通常のカレーライスがある。加えて、トッピングバリエーションのカレーメニューもある。

 

こちらのお店はビーフがウリと思われるので、ビーフカツカレーを注文。

 

最初にコーンポタージュのカップスープが出てきて、そしてそのあとしばらく待つ。おそらくカツを揚げてから供されるのであろう。

 

メニュー全体の写真を取りたいので、カップスープには手を付けず、待つことしばし。そしてカツカレーのお出まし。

 

カップスープ付き、福神漬け等の付け合わせはなし。このあたり、いかにも洋食店のカレーといった雰囲気。

 
カツはいかにも揚げアゲ。カリッとしたコロモがおいしそうだ。

 

テーブル上にソースの小瓶があったので、カレーがかかっていない部分に、少しだけソースをかける。

 

そして、まずビーフカツを一口。

 

思った通り、クリスピー感のあるコロモがいい感じ。

 

先週末にもカツカレーを食べたが、そちらは最初からカツ全体をカレーが覆っているタイプのカツカレーであった。そういうコロモがしんなりしたカツカレーもおいしいが、カリカリコロモがカツカレーの王道であると再認識。

 

そして、このカレーは、明らかにカツが主役の一皿。

 

ごはんやカレーは、カツのお供。

 

カリカビーフカツを食べるついでに、ごはんとルーを食べている感じ。

 

フライものを得意とする洋食店のカレー。

 

こういうカレーも良いではないか。

 

【まったり自転車】本年初ライド ~ "未完の小器" ソノイチ <乗り日:2024年1月7日(日)>

遅まきながら、本年初ライド。

 

新年あけてすぐの3連休中日、久々に阪神方面へロードバイクで向かうことにした。

 

山手幹線(ヤマカン)に乗って、目指すは園田。

 

 

 

昨年12月、阪急園田駅付近をシェア自転車で走った際、園田エリアは川に挟まれた中州(川中島)であることに気が付いた。

 

以来、私はその中州を勝手に「園田島」と呼んでる。

 

園田島の外周には遊歩道(自転車走行可)が設置されており、12月の際は一部だけ走った。

 

今回は園田島の外周を、ぐるりと一周完遂しようと考えた。つまりは「ソノイチ」だ。

 

 

 

さて、園田島を目指して走り始めたは良いが、普段西神戸エリアを走ることが多い私にとって、阪神間の都市部幹線道は、信号ストップ多すぎて辟易。特に大きな交差点での信号待ちが、やたら長い。

 

ちょっと走っては停止の連続で塚口まで到達。そこからヤマカン離脱。園田島を目指して北上。

 

高架路線の向こうに見える橋を渡れば、いよいよ「園田島」だ。

 

本土?と園田島を結ぶ園田橋の上にて。この川は島の西側を流れる「藻川」。

 

橋を渡り終えたところで、対向車線の向こうに、川沿い遊歩道の入口が見えた。しかし、車道は中央分離帯で遮られているので直接横断できない。しばらく進んだところで、車道をわたりようやく遊歩道にとりついた。

 

ここからは遊歩道(自転車歩行者道の扱い)なので、徐行で。川下方向の南へ向かって車輪を進める。

 

園田橋のたもとから、藻川に沿って伸びる遊歩道。まるで車道のように舗装されており、走りやすい。

 

しかしながら、突然未舗装部分が現れるので要注意。

 

このまま園田島の両側を流れる川の合流地点に出れるかと思いきや、遊歩道工事中の表示が。仕方なく、川土手から下りて、一般道で合流地点を目指す。

 

通行止め回避。工事をすすめて、いずれは遊歩道がこの先も伸びていくのだろう。

 

少し走ると、川の合流地点が見えてきた。その付近は、小ぶりながら展望公園として整備されているようだ。

 

ちなみに公園(「あおぞら公園」というらしい)の中は自転車乗り入れ禁止。自転車を降りて、押し歩きで公園内に入る。

 

おお~。二つ川が合流している様が見えるよ~。ちょっと感動。園田島の南端の先に、ちょこんと離れ小島がある風情も良い。

 

南端まで来たので、ここからは園田島の東岸を北上。

 

園田島の東を流れる「猪名川」に沿って川上方面へと進む。

 

舗装路を気持ちよく進んでいると、突然行き止まりに。阪急電鉄の線路で、遊歩道が寸断されている。

今は「行止り」と表示されているが、舗装路が伸びているので、いずれ線路をくぐる形(アンダーバス)で、遊歩道が延伸されるのだろう。

 

ひとまず、路面の表示に従い、土手道遊歩道から一般道へ下りる。

 

一般道で鉄道の高架橋をくぐると、すぐに遊歩道は再開されているようで、そちらに向かって土手坂を登る。

 

ここからの遊歩道はアスファルト舗装ではなく、コンクリ舗装の上に、砂がかぶさっている感じ。幅員も狭目になっている。

 

少し進むと、橋に阻まれ、またもや遊歩道は寸断。「通行止め」のフェンスが通せんぼ。

 

向こうの橋の手前には舗装路ができているので、いずれそちらまで遊歩道は延伸するのだろう。

 

ふたたび一般路に下りるが、橋のたもとをくぐる一般道は自転車含めて進入禁止の標識がでている。仕方なく、ちょい回り道する形で北に続く川沿い道たどり着く。

 

川沿いの道は、遊歩道ではなく、車も通れる一般道に。いきなりの変化に戸惑う。

 

そして再び、古いコンクリ舗装の遊歩道が始まる。

 

左手には土手下の住宅街が見え、右手には広々とした河原が見える。テントを張っているキャンパーもいるぞ。

 

それにしてもこの風景、かつて住んでいた東京は稲城市の、多摩川沿いによく似ているな・・

 

しかも、さらに進むと、競馬場まであるし。なつかしい稲城~府中・調布のあたりの景色を思い出してしまった(府中には東京競馬場、調布には川沿いに京王閣競輪場というのがあった)。

 

園田競馬場。本日は営業していないようで、広々した場内は、ひっそり閑。

 

さらに進むと、園田島の北端、つまり川の分岐点が見えてきた。

 

こちらは公園にはなっておらず、ちょっとした広場にポール状の機材が設置されいているのみ。

 

ちなみにGoogleMapによれば上流から流れてくる「猪名川」が、この地点で、島の東を流れる本流と、西を流れる支流の「藻川」に分岐しているようだ。

 

さて、北端に達したので、ここからは園田島の西側に沿って南下。

 

西の「藻川」沿いは概ね遊歩道がつながっていて、走りやすい。

 

道路によって遊歩道が寸断されている場所もあるが、横断歩道を渡ればOK。

 

このあたりの河川敷には、グラウンドがいくつか設けられている。開催されている少年野球大会の様子を右手に見やりつつ、車輪を進める。

 

橋との交差点にて、アンダーパス工事中。いずれはシームレスに走行できるようになるはずだ。

 

工事の多さから察するに、「園田島の外周を遊歩道でぐるりと一周つなげたい」という、自治体(尼崎市)の強い意志を感じる。

 

もし全ての遊歩道がつながれば、1周10㎞ほどの、小ぶりな周回路ができる。

 

規模ではビワイチや、先日訪れたハマイチ(浜名湖一周)等には遠く及ばぬが「一周もの」であることには変わりはない。現時点では「未完の小器」といったところか。

 

ちょっとしたサイクリングはもちろん、ランニング・ウォーキングにも良さそうだ。実際、ジョガーや、散歩の人が遊歩道を利用している。

 

複数の工事を推し進めるほど、予算をかけて開発するほどの価値があるのか?という疑問がわかないでもないが、尼崎市には彼なりの考えがあるのだろう。

 

遊歩道がすべて繋がった暁には「真のソノイチ」を走りに再訪したいな・・そんなことを考えつつ、ゆるゆるとペダルを踏む。

 

さらに進むと、またもや阪急電鉄の線路で遊歩道は断ち切られる。いずれここもアンダーパス工事が入るのだろうが、現時点では完全な行き止まり。

 

ここで土手沿いはあきらめて、島の内部へ。

 

市街の中にあるブックオフに立ち寄り、買い物をしてから、来た時に渡った園田橋へと向かう。

 

阪急園田駅西側の高架を通り抜け、振り返って撮影。さらば園田島。

 

往路とは逆方向から園田橋へ。これにてソノイチ達成!

 

その後はヤマカン、途中から国道2号へと乗り換えて復路をこなす。

 

往路同様、信号ストップばかりで時間がかかる。昼飯時はとうに過ぎ、おなかもペコペコだ。

 

途中、前から気になっている深江のカレー店に寄って、遅いランチとするかな。

 

ただ、営業時間は午後3時までらしい。間に合うかな?

 

もし間に合えば、今年は運が良い・・そういうことにしよう。

 

本年開運にむかって、ペダルを踏みこんだ。

 

 

▼ これが「ソノイチ」だ!

【神戸カレー】神戸深江カレー【深江】<食べ日:2024年1月7日(日)>

急げ。急げ。

 

本年初ライドの帰り道。ロードバイクで、国道2号を西へとひた走る。

 

久しぶりの阪神方面だが、都市部続きゆえ信号待ちがやたらと多く、ストップ&ゴーの連続。思いのほか時間がかかってしまった。

 

Googleマップ情報によると、目指すカレー店の、昼の営業時間は15時までだ。

 

時刻はすでに14時を過ぎている。ここで本日のターゲットに据えたカレーを逃したくはない。

 

逆風吹きすさぶ中、交通ルール順守しつつ、すきっ腹かかえて、ひたすらペダルを踏む。

 

そのかいあって、目指すカレー店「深江カレー」に、14時半ごろ到着。よかった、間に合った~。

 

 

「おいしい店は裏通りに」とはよく言うが、こちらのお店も国道2号からちょっと奥に入った場所にある。

 

ここのところ、スマホニュースのローカル記事で、よくこのお店が出てくるので、気になっていたのだ。

 

お店の前にロードを停めて、入口付近に貼ってあるメニュー紹介のPOPを見る。

 

まず目を引いたのは、要望に応えて復活したという「牛すじカレー」。なんでも、土日祝のみの限定メニューらしい。今日は日曜なので食べれるぞ!と思いきや、入口ドアに「牛すじ完売しました。すみません。」の張り紙が・・・昼営業終了直前ではしかたないか。残念。

 

これを受けて方針転換。一番人気と表示のあるカツカレーにしよう。

 

お店に入り、カウンター席につく。カウンターのほかに、4人掛けテーブルがふたつほどあったかな。

 

ハラヘリ状態なので、カツカレー大盛で。辛さも選べるが、初見なので無難に中辛を選択。

 

すると、生卵がサービスでつく旨知らされる。卵黄と白身まるごとか、それとも卵黄だけかを選べるという。卵黄のみをチョイス。

 

注文を受けてから、カツを仕上げているのだろう、しばしの待ち時間。

 

そしてやってきたカツカレーがこちら。

 

こんもりしたごはんの上にカツが鎮座。なお、卵黄はカレーとは別に小鉢でちょこんと供された。

 

ほほう、最初からカツにルーを「全かけ」するタイプのカツカレーだな。

 

というか、そもそも、ごはんもふくめて全かけだ。

 

ちなみにデフォルトの付け合わせはキャベツのピクルスのみ。福神漬けはテーブル上の小瓶からお好みで取る形。

 

まずはルーとごはんのみで一口。

 

すこしザラリとした舌触りの残る、粗びき感のあるルーは、おもいのほか辛口テイスト。ほほう、中辛でこのレベルか。

 

なかなかワイルド感のあるカレーだ。

 

早めの段階で、カレーの上から卵黄投入、まろやかさを加える。

 

すると、いい感じの辛さに。

 

パンチの効いたスパイスの合間に、うまみが広がる。

 

しっとりしたカツの風味もあいまって、するすると食べられる。

 

食べている間にも、コンスタントに客が訪れる。昼飯には遅い時刻、しかも閉店間際なのに。

 

どうやら地元では知られた人気店のようだ。

 

そんなことを考えているうちに、大盛はみるみる消費され、完食。スパイスのエネルギーが体にしみわたる。やっぱりライド中に食べるカレーは最高だ。

 

年始一発目に、おいしいカレーに出会えて満足。