まったり巡行

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【まったり自転車】本年初ライド ~ "未完の小器" ソノイチ <乗り日:2024年1月7日(日)>

遅まきながら、本年初ライド。

 

新年あけてすぐの3連休中日、久々に阪神方面へロードバイクで向かうことにした。

 

山手幹線(ヤマカン)に乗って、目指すは園田。

 

 

 

昨年12月、阪急園田駅付近をシェア自転車で走った際、園田エリアは川に挟まれた中州(川中島)であることに気が付いた。

 

以来、私はその中州を勝手に「園田島」と呼んでる。

 

園田島の外周には遊歩道(自転車走行可)が設置されており、12月の際は一部だけ走った。

 

今回は園田島の外周を、ぐるりと一周完遂しようと考えた。つまりは「ソノイチ」だ。

 

 

 

さて、園田島を目指して走り始めたは良いが、普段西神戸エリアを走ることが多い私にとって、阪神間の都市部幹線道は、信号ストップ多すぎて辟易。特に大きな交差点での信号待ちが、やたら長い。

 

ちょっと走っては停止の連続で塚口まで到達。そこからヤマカン離脱。園田島を目指して北上。

 

高架路線の向こうに見える橋を渡れば、いよいよ「園田島」だ。

 

本土?と園田島を結ぶ園田橋の上にて。この川は島の西側を流れる「藻川」。

 

橋を渡り終えたところで、対向車線の向こうに、川沿い遊歩道の入口が見えた。しかし、車道は中央分離帯で遮られているので直接横断できない。しばらく進んだところで、車道をわたりようやく遊歩道にとりついた。

 

ここからは遊歩道(自転車歩行者道の扱い)なので、徐行で。川下方向の南へ向かって車輪を進める。

 

園田橋のたもとから、藻川に沿って伸びる遊歩道。まるで車道のように舗装されており、走りやすい。

 

しかしながら、突然未舗装部分が現れるので要注意。

 

このまま園田島の両側を流れる川の合流地点に出れるかと思いきや、遊歩道工事中の表示が。仕方なく、川土手から下りて、一般道で合流地点を目指す。

 

通行止め回避。工事をすすめて、いずれは遊歩道がこの先も伸びていくのだろう。

 

少し走ると、川の合流地点が見えてきた。その付近は、小ぶりながら展望公園として整備されているようだ。

 

ちなみに公園(「あおぞら公園」というらしい)の中は自転車乗り入れ禁止。自転車を降りて、押し歩きで公園内に入る。

 

おお~。二つ川が合流している様が見えるよ~。ちょっと感動。園田島の南端の先に、ちょこんと離れ小島がある風情も良い。

 

南端まで来たので、ここからは園田島の東岸を北上。

 

園田島の東を流れる「猪名川」に沿って川上方面へと進む。

 

舗装路を気持ちよく進んでいると、突然行き止まりに。阪急電鉄の線路で、遊歩道が寸断されている。

今は「行止り」と表示されているが、舗装路が伸びているので、いずれ線路をくぐる形(アンダーバス)で、遊歩道が延伸されるのだろう。

 

ひとまず、路面の表示に従い、土手道遊歩道から一般道へ下りる。

 

一般道で鉄道の高架橋をくぐると、すぐに遊歩道は再開されているようで、そちらに向かって土手坂を登る。

 

ここからの遊歩道はアスファルト舗装ではなく、コンクリ舗装の上に、砂がかぶさっている感じ。幅員も狭目になっている。

 

少し進むと、橋に阻まれ、またもや遊歩道は寸断。「通行止め」のフェンスが通せんぼ。

 

向こうの橋の手前には舗装路ができているので、いずれそちらまで遊歩道は延伸するのだろう。

 

ふたたび一般路に下りるが、橋のたもとをくぐる一般道は自転車含めて進入禁止の標識がでている。仕方なく、ちょい回り道する形で北に続く川沿い道たどり着く。

 

川沿いの道は、遊歩道ではなく、車も通れる一般道に。いきなりの変化に戸惑う。

 

そして再び、古いコンクリ舗装の遊歩道が始まる。

 

左手には土手下の住宅街が見え、右手には広々とした河原が見える。テントを張っているキャンパーもいるぞ。

 

それにしてもこの風景、かつて住んでいた東京は稲城市の、多摩川沿いによく似ているな・・

 

しかも、さらに進むと、競馬場まであるし。なつかしい稲城~府中・調布のあたりの景色を思い出してしまった(府中には東京競馬場、調布には川沿いに京王閣競輪場というのがあった)。

 

園田競馬場。本日は営業していないようで、広々した場内は、ひっそり閑。

 

さらに進むと、園田島の北端、つまり川の分岐点が見えてきた。

 

こちらは公園にはなっておらず、ちょっとした広場にポール状の機材が設置されいているのみ。

 

ちなみにGoogleMapによれば上流から流れてくる「猪名川」が、この地点で、島の東を流れる本流と、西を流れる支流の「藻川」に分岐しているようだ。

 

さて、北端に達したので、ここからは園田島の西側に沿って南下。

 

西の「藻川」沿いは概ね遊歩道がつながっていて、走りやすい。

 

道路によって遊歩道が寸断されている場所もあるが、横断歩道を渡ればOK。

 

このあたりの河川敷には、グラウンドがいくつか設けられている。開催されている少年野球大会の様子を右手に見やりつつ、車輪を進める。

 

橋との交差点にて、アンダーパス工事中。いずれはシームレスに走行できるようになるはずだ。

 

工事の多さから察するに、「園田島の外周を遊歩道でぐるりと一周つなげたい」という、自治体(尼崎市)の強い意志を感じる。

 

もし全ての遊歩道がつながれば、1周10㎞ほどの、小ぶりな周回路ができる。

 

規模ではビワイチや、先日訪れたハマイチ(浜名湖一周)等には遠く及ばぬが「一周もの」であることには変わりはない。現時点では「未完の小器」といったところか。

 

ちょっとしたサイクリングはもちろん、ランニング・ウォーキングにも良さそうだ。実際、ジョガーや、散歩の人が遊歩道を利用している。

 

複数の工事を推し進めるほど、予算をかけて開発するほどの価値があるのか?という疑問がわかないでもないが、尼崎市には彼なりの考えがあるのだろう。

 

遊歩道がすべて繋がった暁には「真のソノイチ」を走りに再訪したいな・・そんなことを考えつつ、ゆるゆるとペダルを踏む。

 

さらに進むと、またもや阪急電鉄の線路で遊歩道は断ち切られる。いずれここもアンダーパス工事が入るのだろうが、現時点では完全な行き止まり。

 

ここで土手沿いはあきらめて、島の内部へ。

 

市街の中にあるブックオフに立ち寄り、買い物をしてから、来た時に渡った園田橋へと向かう。

 

阪急園田駅西側の高架を通り抜け、振り返って撮影。さらば園田島。

 

往路とは逆方向から園田橋へ。これにてソノイチ達成!

 

その後はヤマカン、途中から国道2号へと乗り換えて復路をこなす。

 

往路同様、信号ストップばかりで時間がかかる。昼飯時はとうに過ぎ、おなかもペコペコだ。

 

途中、前から気になっている深江のカレー店に寄って、遅いランチとするかな。

 

ただ、営業時間は午後3時までらしい。間に合うかな?

 

もし間に合えば、今年は運が良い・・そういうことにしよう。

 

本年開運にむかって、ペダルを踏みこんだ。

 

 

▼ これが「ソノイチ」だ!