何かと話題の「新NISA」。
世の中で、ここまで投資熱が盛り上がるのは相当久々のはず。
それにつれて、日経平均株価もバブルの最盛期に近づく勢いだ。
ただ、(以前も記事に書いた通り)本来は、30年ほど前の日経平均と、今のそれとを単純に比べられるものではない。
しかし、そんなことお構いなしに、「バブル以来」と題した株関連の記事が、あちこちのニュースサイトで見られるようになった。
こうなると、これまで全く投資に興味のなかった層まで「株が調子いいらしいぞ」「儲かるらしいぞ」てなイメージで、新NISA口座をひらき、株を買い始めることになる。
すると株式市場はさらに過熱しそうだ。
なにせ、人はブームに弱い。
つい、その時々で人気があるとされるものに吸い寄せられる。
それが金銭的な損得にかかわるものであればなおさらだ。
この投資熱、しばらく続くものかもしれない。
その一方で、相場に過熱感があるのも事実。
上ずり気味の日経平均のチャートを見ていると、いかにも一旦ズドンと落ちそうな気もする。
幸い旧NISAが始まったころから持っている銘柄に結構な含み益が出ているので、思い切って、今のうちに大半売却することにした。
また、信用取引も含み益が出ていたので、ついでにすべて決済。
年明け早々、まとまったキャピタルゲインを得られて、よかよか。幸先いいぞ。
さてさて。しばらくは、いまの「新NISA相場」がどうなるのか、静観を決め込もう。
もし、大きな調整が入れば、その時にこそ新NISA口座を発動しよう。
ズドン、こいこい。
まっさら、からっぽの新NISA口座でしっかり受け止めてあげるから。