ブツ切れの散在状態で、あまりにも中途半端に思える神戸市の自転車専用レーン。
その現状に不満を感じ、自転車で走りやすい道を探す「勝手に認定!神戸サイクルスーパーハイウェイ」と題したブログ記事シリーズを、きまぐれ不定期に書いている。
一連の記事の中で「自転車専用の青いレーン、作ってくれるのはありがたいのだが、どうしてこうも途切れ途切れなのか」と不満を述べた。
▼ 自転車専用レーンの写真。ゼロマークが現れて、唐突に終わる。
しかし、このところ、レーン延長の意図が感じられる道路工事・路面補修の現場を目にすることがある。
むむむ。
そこで、自転車レーンの現況と方針を調べるため、ネットで情報検索。
すると、ちゃんと「神戸市自転車利用環境総合計画」という公式な文書(PDF)が神戸市ホームページ内に掲載されているではないか。
こんな簡単な検索もせずに、私は自転車専用レーン政策にモノモウス記事を書いてたってことか・・
でも、書いちゃったもんはしょうがないよね。
気を取り直して、該当の資料を読む。
▼ 計画全体の概要版
http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/road/20123003082901-45.pdf
▼ 自転車専用レーンについて述べた「自転車走行空間の整備」
http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/road/20123003082901-13.pdf
なんだなんだ。「自転車走行空間の整備」を読むと、自転車レーンの敷設、かなりやる気じゃないか。
「行政はどうせやる気がない」てなことを書いてすまんかった。
計画どうりコトが進めば、神戸市の湾岸都市部を横断する、相当規模の自転車専用レーンが出来上がるぞ!
ただ・・この計画が発表されたのは、PDF表紙の日付によると平成24年6月。
計画発表から6年近く経とうというのに、青いレーンはところどころにしかない。
「自転車走行空間の整備」でプライオリティが高いとされている「優先度1」のルートでさえ、このペースでは、レーン全体がつながるのは遠い遠い先のことになりそうだ。
そのころには、私はじいさんになってしまっているだろう。
やはり当面は、既存のレーンを含めて、自転車で走りやすいルートを自力で開拓するしかないようだ。
それにしても、青いレーンを作るのは、それなりにコストも時間もがかかるんじゃないか?
幅員に余裕のある道路だけでかまわないので、路側帯をすこし広げてくれれば、事足りるようにもおもうのだが。
あるいは、東京のように自転車ナビマークと矢印の路面プリントで済ませてしまうとか。
あれって、「自転車は車道を走る」ことに周知させるのに、とっても有効な方法だと思うんだけどね~。