まったり巡行

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【まったり自転車】北神戸への道2 有馬街道の、その先へ <乗り日:2018年11月23日(金・祝)>

首都圏ライドで、そこそこの距離を走ったせいだろうか、その後、体が軽い。そうすると、さらに自転車で走りたくなってくる。

 

天気の良い、3連休の初日。再び神戸北部を目指し、さらには三田まで車輪を延ばしてみようと思った。

 

ルートプランは、以前谷上往復をした時の往路と同じく、ひよどり台経由~県道16号をたどる。谷上から先は、有馬街道だ。ゴールの三田からは、輪行で帰ってこよう。

 

▼ 谷上往復をした時の記事。復路で有馬街道を走った。

matapato.hateblo.jp

 

谷上往復の際には、復路で有馬街道を通ったが、谷上から先の有馬街道を自転車で走るのは初めてだ。今回のライドで、有馬街道のほぼ全貌(※)を知ることになるわけだ。楽しみ。

 

 

(※「有馬街道」の定義は少々複雑。県道15号に重なるが、完全に一致するわけではない。なお、以前の谷上からの復路で走った箕谷~平野の有馬街道は、国道428号と県道15号の重複区間である・・ヤヤコシイ)

 

 

さて。

 

ライド当日は、少々出遅れて10時AM前に出発。

 

私の住む海側平野部から神戸市北部を目指す場合、最初に山登りをこなさなければならない。

 

ひよどり台を越えて、さらに北鈴蘭台の丘の頂上(泉橋)に達すると、標高は365mになる(←Gooleマップによる)。

 

体調が良いため、このプチヒルクライムを難なくクリア。泉橋からの先は、幅広下り道路をシュバッと降って、ほいっ、谷上到着。快調快調。

 

ただ、朝飯はしっかり食べたものの、上りの連続が効いたのか、もうハラヘッタ。トイレ休憩を兼ねて、谷上を過ぎたあたりのコンビニで小休止。甘い洋菓子を食べてエネルギー補給。なにせ、ここから先が本番だからね。

 

谷上から、再び登り基調になるが、おおむね走りやすい道路が続く。大池という地名のあたりでふたたび丘越え。このあたりは、道も再整備されており、気持ちよく走行できた。

 

▼ 大池の丘を越えたあたり。あとは下りが続く。楽だと思いきや・・

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しかし、ローディを全く見かけないのが気にかかる。「道は良いけどロードが走っていない」場合、その先に走りにくい区間がある可能性大。そして、その予感は的中した。

 

大池から先は下りだ。それは良いのだが、急に道が悪くなる。車道の幅は狭目で、黄色いセンターラインの追い越し禁止道路。さらには、数少ない北部へのルートのため、車量が多い。必然的に路側帯頼みの走行になる。

 

しかし、その路側帯全くアテにならない。路面が荒れ気味。時折凸凹で、細タイヤには辛い。さらにカーブを曲がったら、いきなり路側帯がほぼなくなったりする。これはイヤな感じだな~。

 

▼ 例えばこんな感じ。悪意あるトラップに思える(通過した後、振り返って撮影)。

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そんな中、救いはゆるい下りが延々続くこと。ペダリングを止めて、目先の道路の状態・車の流れの把握に精神を集中。ゆるゆる徐行で乗り切る。

 

ただ、そんなノロノロ走行中に、スカッと私を抜いていったロードがいた。レーシングジャージを身に着けているが、後姿を良く見ると、おおっ、タイヤが太いね。グラベルロードか?たしかに、この道路状況だと、そっちのほうが良さそうだ。道路状態に詳しい、ジモティだろう。

 

安全重視でしばし走り続けると、急に町が開け、道路状態も良くなった。大きな商業施設が見えてきたと思ったら、ここが神戸電鉄(以下 神鉄三田線の主要駅、岡場の駅前であった。

 

▼ 県道15号から少しそれた場所にある岡場駅。ロータリーを挟んだ向かいに、ショッピングセンターがある。

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そこから先の県道沿いは、ふたたび田園風景になる。地図で見ると、左手に見える丘の上が宅地になっているようだ。気になったので、そちらに寄り道。駅から結構離れているのに、ニュータウンと工業団地が広がっていている。せっかくの大規模開発と神鉄がリンクしていないね。残念な感がある。

 

道場南口の駅のあたりで再び県道15号に戻り、北を目指す。依然として田舎道、緩やかな丘を登り切ると、三田の町が見えた。

 

▼ もうじきゴールだ。

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▼ ほどなく、三田の駅前商店街に到着

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神戸市のお隣だが、これまで全く縁のなかった三田市。ロードに乗らなければ、訪れることすらなかったであろう。

 

めったにない機会なので、中心街をゆっくり見て回ろうと思っていたが、11万人を擁する市にしては、駅前はちょっと寂しい感じ。商店街もシャッターが目立つ。あっという間に一回り終了。

 

まだ昼過ぎ。自転車を輪行袋に詰めて帰り支度するには、少々早い。

 

地図を眺めると、神戸電鉄三田駅を終点としつつも、そこから公園都市線という短い支線がでている。せっかくの機会なので、そっちの終点まで行ってみるか。

 

昼飯は適当にラーメンで済ませて、公園都市線にそって再び走り始める。駅名がフラワータウンとか、ウッディタウンというカタカナ名称。いかにも、一昔前のニュータウンという気配だ。

 

しばらく走ると目の前に、まるで西神中央か、はたまた多摩センターかと思えるような、高層マンション含みの大規模ニュータウンが開けてきた。

 

▼ 街の雰囲気も、このあたりからガラリと変わる。

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三田市は90年台に、大阪のベッドタウンとして宅地開発を進め、人口増加率日本一を誇ったことは知ってはいた。しかし、ここまで大規模だったとは。大阪に通勤するには神鉄で一旦三田駅に出て、JR福知山線に乗り換える形になるはず。交通至便とは言えないだけに、意外な感に打たれた。

 

さて、ニュータウンだけあり、道路事情は非常に良く整備されている。コースを選べば、安全で、ほど良いアップダウン交じりのコースを設定できそうだ。フィットネスライドに持ってこいなのだが、ロード乗りを全く見かけないね。なぜだろう。

 

そんなことを考えながら、神鉄公園都市線に沿ってペダルを踏む。それぞれの駅前には大規模商業施設があるけど、それ以外は人通りもない。天気も気候も良いのにね。無機質で静かな町という印象を受けた。

 

周囲からは、車の走行音しか聞こえない。私も静かにクランクを回し続ける。

そして終着駅、ウッディタウン中央駅到着。

 

ターミナル駅だが、周囲に人影なく、閑散とした感じ。

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駅付近を歩いて見て回ったのち、自転車を輪行袋に詰めて駅に入る。

 

電車もガラガラだね。おそらく、この巨大ニュータウン界隈は、クルマ社会なんだろうね(だからロード乗りも見かけないのかだろうか?)

 

それでも、平日の朝夕は通勤客でごった返すのだろうか・・そんなことを考えつつ、無機質で、ちょっと不思議な人工都市に別れを告げた。

 

 

(おまけ)

今回のライド中、しょっちゅう見かけた神戸市章入りグレーチング。こいつが、実はデンジャーアイテム。

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車輪が目の間にはまるので、一瞬ハンドルを取られる。

神戸市北部でほとんどロード乗りを見かけなかったのは、こいつが原因か??