強豪ひしめく神戸カレー界。そのメッカといえば、センタープラザ地下階だ。
広いフロアいっぱいに飲食店が詰め込まれた、カジュアルグルメ激戦区だが、カレー店もこぞって、このバトルフィールドに集結。
すでに十分な数のカレー店があるのだが、なぜか未だに、新規店舗がオープンしたりするので、油断がならない。
この地には、褐色のスパイス煮込みを引き寄せる磁力でもあるのだろうか。
さて、今回取り上げる店舗「カレーの店 ぷりずむ」も、そのセンタープラザ地下階にある。
老舗も多いこの地にあっては、比較的新しい店舗であり、場所も地下通路の奥まった位置にある。そのため、人目につきにくい存在といえるかもしれない
とはいえ、さすが激戦区で日々タタカッテいるだけあり、当然のごとく、得意技を持っている。
最もベーシックな「オリジナルカレー」は、ワンコイン500円。まずコスパで攻めてくる。
オリジナルカレーなら、大盛でも700円とうれしい値段設定だ。
しかも!ライスは白米か、十五穀米から選べる。
500円で十五種類の穀物!
詳細はよくわからんが、お得でゼイタク感がある。多分、ヘルシーでもあるのだろう。
オリジナルカレーは、具といえば挽肉がパラパラと入っている程度の、シンプルかつコク勝負のルーが特徴。
味わいに起伏が出るので、オリジナルカレーならば、十五穀米を推したい。
▼ オリジナルカレー (十五穀米)大盛。ライスとルーが普通盛りの1.5倍。ルーは一般的な、とろみのある液状ソースだ。
▼ つけあわせも3種類。福神漬け、キャベツのピクルス、らっきょう。量もたっぷり用意されている。
オープン当初は店構えもスッキリシンプル、シックな感じで、センタープラザ地下店舗らしからぬ澄ました風があったが、朱に染まれば赤くなる。
▼ 看板やお手製のPOPが増えて、いまではこんな外観に。
郷に入っては郷に従え。神戸の味の闘技場にふさわしい面構えとなりつつある。