さて、牛窓の中心街を後にして、北方向に向かった。
ふたたび小丘を越えると、堤防に沿って、まーーーっすぐ道が伸びている区間があった。
▼錦海湾の堤防沿い。スコーンとひたすらまっすぐの道!路面もきれい。
ついスプリントのまねごとをして、ムダに体力をつかうw
さて、市街から離れたとたんに、再び道迷い。
そもそも田舎道は、目印となる建物が少なく、わかりづらいことが多い。
加えて、Googleマップ上では、しっかり太く、いかにも主要街道ぽく示されている道が、実際訪れると「農道?」と思ってしまうほど地味な道であることもしばしば。
とはいえ、今回通った県道227号線は極端すぎた。
▼ これが、県道? どうみても、単なる山道じゃないか。
途中まで進み、「これ、ゼッタイ道間違えてるだろ」と思い、一旦市街に引き返したりもした。
しかし、よく調べても、この道で正解のようだ。トホホ。
仕方なく、ふたたびこの細道を進む。
一応舗装はされているが、枯れ枝や石ころが散乱する荒れた道。ロードの細タイヤだと心細い。
自転車に不測の事態が起こっても、鉄道路線から離れた土地ゆえ、手近なエスケープルートもない。
減り続けるスマホのバッテリーも心配。ここでGoogleマップを失うと、深刻な道迷いに陥る。
胸中、不安が渦巻くが、とりあえず進むしかない。
悪路のダラダラ登りをこなし、ようやく太い道路(県道224号)に出た。
もう大丈夫、と安心したのもつかの間。そこから、備前市へと向かう県道222号へとのりかえたところ、みるみる道が細くなる。
舗装状態はさほど悪くないが、つづら折りの山登り・・ふひ~。
まるで、ちょっと気の利いたサイクリングロードのように見える細道だが、れっきとした両面通行の県道(市境看板も両面方向についている)。対向車が来たらどうするのだろう。
それにしても、うっそうと生い茂る樹木のせいで薄暗いね。まわりはひっそり閑としている。うす気味が悪いほどに。
ピークを越え、下っていると、気配とラチェット音を背後に感じた。
「あれ?後ろに自転車来てる?」と思い振り返ること三度。しかし、誰もいない。
静けさ故、自分の自転車の音が妙に大きく響くからだろうか。うん、そうだよ。その程度のことだよ・・多分・・。
そんな「うす気味」山道を越えると、ようやく再び海に出た。
ここからしばらくは、海沿いの平坦路が続く。いいねー。ありがたや。
▼ へいたん、へいたん♪
時刻は昼頃。腹も本格的に減り始めた。
しかし、どうせなら海産物が有名な、お隣の日生で食べたいよね。しばしの我慢だ。
(つづく)
▼ 山あり、海あり、バラエティーに富んだルートではあった。
【まったり自転車】岡山・瀬戸内 考え大甘!脱線ライド <乗り日:2019年11月3日(日)> |
即日メモ : 見積もり甘すぎ! 岡山瀬戸内ライド |
Part1 : ユルいルート調査が脱線の元 |
Part2 : 瀬戸の細道 ★このページ★ |
Part3 : すきっ腹に日生カキオコ |
Part4 : ニコクに再会、相生に沈没。 |