日生カキオコでエネルギー補給。この時点で時刻は13時半過ぎ。次は赤穂を目指す。
町から町への幹線道は、「ひと山越えて隣町」になるので、意外なほどアップダウンがきつい。また、道の数が少ないため、車が集中し、交通量は常に多い。
キープレフト必須だが、全般的に路側帯は貧弱。横から張りだした草木にバシバシ体をたたかれる。しかし、大型車も来るので、慎重に、進む。
赤穂市に入ると、しばし平坦路が続く。町中の交差点で道路の表示板を見上げると、「相生11km 姫路35km」とある。
なんとか姫路まで行ける・・かな。でも、日が短い時期だからなあ・・。迷いつつ先に進む。
赤穂の市街を抜け、千種川の河岸沿いの道路を走る。相生までは、もう10kmもない。
このまま、平坦基調で相生まで行けるのかと思いきや、千種川にかかった大きな橋を渡ったところ、ああ、また登りだ。
交通量は多く、狭い道幅を車がギュンギュン飛ばしている。途中まで進んだものの、いきなり路側帯がほぼなくなる区間が出現。
こいつは・・デンジャー。キケン。キケン。
そう判断した私は、先ほどの橋まで取って返し、別ルートをさがすことにした。
田舎ゆえ、それほど道は多くない。しかも、スマホのバッテリーが残りわずか。たよりのスマホ地図が使えなくなっても良いように、間違いのないルートを選択する必要がある。
山の中を通る道は、先ほどと同様、デンジャーゾーンに行きあたる可能性があるので、避けたほうが無難。
そうすると・・安全度が高そうなのは、千種川に沿って北上し、国道2号(ニコク)に出て、そちらから相生を目指すルート。
ただ、相当、遠回りになる。
先ほどの危険ぽいルートで行けば相生まで残り8kmほどだが、ニコク経由だと20kmほどかかる。
しかし、安全には代えられない。道迷いも避けたい。
そう判断し、ニコク経由の遠回りルートを選択。
日が落ちてから走る気はないので、姫路はもう無理だ。相生を本日のゴールとしよう。
この期に及んで、ようやく決まったゴールに向かってペダルを踏む。
岡山で別れたニコクに再会。岡山市街では自動車専用道と一般道の二本立て方式であったが、この辺では、フツーの田舎の幹線道になっている。
大型車両も通るが、路側帯はそれなりに安定している。さらには相生近くになると、急に道が良くなる。
ゆるいアップダウンをこなし、ちょっとした谷間的な交差点で「相生市街 ⇒」という表示板を見つけて、矢印方向の道に進む。ようやくゴール間近・・
とおもったが、これがトラップであった。
後でわかったが、相生は市街が山肌に沿って分散しており、市街=駅方向ではなかった。
そうとはつゆ知らず、つかれた足を回し、長いダラ丘を越してしまった。
その後、周囲の風景を見ておかしいと気づき、わずかにバッテリーの残っているスマホで調べると、ああ道迷い。慌ててダラ丘を登り返して、引き返した。
▼ そんなこんなで、ようやく相生到着。この写真を撮影後、スマホバッテリーは切れた。
相生の町を見るのは初めて。ただ、通勤で新快速を使っているので、帰途大阪駅にて「新快速 相生行き」の文字はよくみる。
さすがに主要駅、相生駅の駅舎は大きく立派。
ただ、その前に広がる町は、ビジネスホテルが3件ほど。そして大型ディスカウントスーパーの「ラ・ムー」があるだけ。あとは普通に住宅地だね。
走り終えて、コーヒーでも飲みながら、何か食べたかった。このあと輪行で帰らなきゃいけないしね。しかし、駅前にはファストフード店はおろか、コンビニすらない。
仕方なくラ・ムーで爆安の缶コーヒーと総菜パンを購入。駅前のオブジェ兼ベンチでモグモグ。こんなもんが、妙にうまいな。
当初の予定とは全く異なるコースをたどってしまったが、ま、いっか。
これはこれで、思い出に残るライドにはなった。
▼ 日生から相生まで。デンジャーゾーン回避の大回りがなければ、姫路に届いたかも。ちょっとおしい。
(岡山・瀬戸内 考え大甘!脱線ライド 了)
【まったり自転車】岡山・瀬戸内 考え大甘!脱線ライド <乗り日:2019年11月3日(日)> |
即日メモ : 見積もり甘すぎ! 岡山瀬戸内ライド |
Part1 : ユルいルート調査が脱線の元 |
Part2 : 瀬戸の細道 |
Part3 : すきっ腹に日生カキオコ |
Part4 : ニコクに再会、相生に沈没。 ★このページ★ |