今回の「岡山→神戸」ロングライドに臨む前に、決めておいたことがあった。
(1)キケン道と判断すれば、まよわず迂回ルートをとる、もしくは引き返す
(2)体調がすぐれない、体に痛みが出た場合等はライド中断。速やかにエスケープルートに移行
(3)天候が悪化した場合も(2)に同じ
(4)上記(1)~(3)が理由で予定ルートを完走できなくても全然オッケー
安全第一。健康第一。競技じゃないんだから。
しかしながら、いまのところ(2)と(3)は問題なし。
ちょっと心配だった(1)についても、大丈夫かな。予想していたよりも、国道2号(ニコク)は自転車で走りやすい。
備前市に入ってからは多少のアップダウンはあるが、たいしたことはない。ひたすらクランクを回し続ける。
それにしても、備前市、長い。
時々現れる「備前焼」と書かれた看板類。窯元や直売所なのだろうが、漕げど進めど、次々備前焼の看板が現れる。まだ備前市なの?いつまで備前続くねん?
スマホ地図によると、長い長い備前市を抜けるには「船坂峠」とやらを超えねばならぬようだ。さらに、その付近には、二つの長いトンネルが待っている。
備前市、簡単に通してはくれぬようだ。
予感はしていたが、この二つのトンネル、いずれもちょっとした難所であった。
1つめのトンネル「三石第一隧道(ずいどう)」は、路側帯の幅はそれなりにある。ただし、押し歩き出来るほどの幅はない。仕方ないので、ライトを点灯し、乗ったまま徐行で進む。
これが罠であった。路側帯に一定間隔で埋め込まれている、金属グレーチング(みぞぶた)が曲者。
コンクリ面から落とし込まれたグレーチングの周囲が、大きな凸凹になっており、うかつに乗り上げるとハンドルを取られる。実際、一度バランスを崩して、トンネルの壁に肩からゴン!とぶつかったほど(フラペ者ゆえ、すぐに足を突いて事なきを得たが)。
まあ「キケン道」というほどの要因ではないので、気を付けつつ、一層ゆっくりと進む。
そして二つ目のトンネル「船坂山隧道」。こちらも、ちょいデンジャーな仕掛けが仕込まれている。
こちらの路側帯も最初のトンネルと似たような幅だ。一見、床面のコンクリには凸凹はない。しかし、コッソリ反射板が埋め込んである。
しかも、路側帯のド真ん中に。
危ないだろう、これ。
確かに、こんな人里離れたトンネルを自転車で走るモノ好きは少ないとは思う。しかし、路側帯であることには変わりない。わざわざ走行の邪魔になるような物体を床面に埋め込んでおくことはないだろう。
反射板を慎重に避けつつ、この関門をクリア。
その後には長い下りが待っていた。ダラ下りなので、クランクを回して加速できる。グングン距離が稼げる。
その後も軽いアップダウンをこなしつつ、順調に相生市に到達。
そろそろ、(小休止ではない)ちゃんとした休憩の必要を感じたので、相生のファミマにピットイン。
段々と日差しが強くなってきた。予想最高気温は30℃とか。そこそこ暑くなるな。水分補給には気をつけて進もう。
(つづく)
【まったり自転車】 岡山 → 神戸 GOTO帰宅ライド <乗り日:2020年9月20日(日)> (即日メモ + 本編 全3回) |
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