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【まったり自転車】ゆるポタ者でもダイジョーブ!六甲山クライム その傾向と対策  part1(全2回)~ 往路編 <乗り日:2019年12月29日(日)>

年末近いが、自由に使えそうな12月29日(日)。

 

事前の天気予報はすぐれなかったが、朝方再確認すると、日中の降水確率10%以下となっ!?

 

これはラッキー。自転車で出かけよう。これが年内最終ライドだ。

 

近場、かつ一年の締めくくりとして、ふさわしいルートはないか?・・そう考えて、真っ先に思い浮かんだのが六甲山。

 

一昨年の夏休みに少し登ってみて、羽虫にたかられ速攻挫折した、あの六甲山。

 

真冬の今なら、虫も飛んでいなかろう。

 

★六甲山 傾向と対策1 虫を避けるなら、冬一択。

 

 

思えば、ロードに乗り始めてから丸2年。今なら六甲山、登りきれそうな気がする。

 

先日、北鈴峠(←ひよどり台~北鈴蘭台に至る登り。私が勝手にそう呼んでいるだけ)と帝釈山の岩谷峠をまとめて往復した。獲得標高でいえば、優に1000mを越えている。

 

六甲山の最高標高は931m(←ちなみにジモティは「六甲山はクサイ」と覚える)。

 

今なら、イケる。そう踏んで出かけてみた。

 

 

 

ルートは前回挫折時と同じく、北野近辺の山麓線からいきなりグイッと山に折れ入る「再度山ドライブウェイ」経由だ。

 

それにしても六甲山は自宅から近い。自転車で行けば、ルート入口まで30分もかからない。

 

名の通った山で、こんなに都心部近くから登れるケースは珍しいのではないだろうか。

 

 

さて、この再度山ドライブウェイ、いきなり激坂が出迎えてくれることで有名。

 

▼ 急斜度用のマル凹入りのコンクリ坂(ごく短いけど)。

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前回は押して登ったが、今回はどうにか登りきった。

 

そのすぐ先も、いきなりヘアピンカーブが現れたりと、斜度強めの坂が続く。

 

前回の六甲山敗退時は、この最初の登りで「ええ~っ、こんな坂が続くの!?」不安に襲われた。そこに、羽虫軍団にたかられて心がポッキリ折れてしまったというのが実際のところだ。

 

しかし、今回は虫に邪魔されることはない。

 

序盤の斜度の具合もわかっているので、体力温存気味に、えっちらおっちら、ノロノロと登る。

 

後ろからガチロードが来たら、一瞬で抜かれるだろうな~と思っていたら、なんとトレイルランナーに抜かれてしまったw

 

くうぅ・・・ いやいや、気にしない、気にしない。マイペース、マイペース。

 

▼ 登り始めれば、あっという間に山の中。ついさきほどまで神戸の市街にいたのが信じられないくらい。f:id:coregore:20191231002020j:plain

 

 

グイッと斜度を上げて登る山麓ヘアピンカーブの断崖にビビりつつも、どうにかペダルを踏み続ける。

 

 

すると・・おや。だんだんと斜度がゆるくなってきた。

 

これはいいぞ。この程度なら、いままでいろいろ登ってきたダラ坂登りとそう変わらない。

 

★六甲山 傾向と対策2 キツイのは最初だけ。マイペースで乗り切ろう。

 

最初はどうなることかとおもったが、これならイケるイケる。段々と自信を回復。

 

ただ、このダラ坂が延々と続く。カーブの箇所では斜度がきつくなるので、そこは力を込めたダンシングで乗り切る。

 

とはいえ、次から次へとカーブが襲い掛かってくる。力の使い方にメリハリが必要だ。

 

★六甲山 傾向と対策3 定期的にカーブの難所が現れる。そこだけはパワーモードで。

 

 

冬用ウェアの中が汗でぐっしょりしているのがわかる。

 

そうするうちに、目の前が開けて、道の状態がいきなり良くなった。路側帯もあるぞ。

 

そのあたりが「再度公園」。おおよそ道程の1/3程度のところにある。

 

そしてこの公園の名前が示すように、今走っているルートは、六甲山系の再度山に登る道だ。そこから先は、ひとたびチョイ下って、六甲山の主峰に登る形になる。

 

この一旦下りが、もったいないね。せっかくここまで標高稼いだのに~。

 

 

そんなことを言っても仕方ないので、坂を下りつつ足を休める。そして、そこから「二度目の登り」をこなすと、さらに斜度はゆるくなる。

 

このあたりで、鈴蘭台方面から伸びてきた、県道16号に乗り換える形となる。

 

体感的には、「やや登り基調」といったところ。そのあたり一帯は、神戸市立森林植物園なので、道路も整備されている。走りやすい。

 

とはいえ「やや登り」になってからが、また長い。足も重たい。しかし、この程度の斜度であれば、しんどいだけで、難儀することはない。ここまで来たら、あとはひたすら足を回すだけ。

 

★六甲山 傾向と対策3 森林植物園まで到達したら、勝ったも同然。

 


六甲山牧場(残念ながら既に年内営業終了)を過ぎれば、ゴールはすぐそこ。

 

しばし進むと、宿泊施設などがポツポツ現れて、山頂が近いことがうかがい知れた。

 

さらに行けば、おお、結構ちゃんとした「町」が眼前に現れた。

 

ちょっとした商店はもちろん、レストランやホテルはあるし、郵便局、交番まであるぞ。小規模ながら観光街といった雰囲気だ。おいおい、交差点には信号まであるじゃないか(登り始めてから、初めての信号だ)。

 

へ~、六甲山の山頂付近て、こうなってたんだ。

 

その交差点の信号にひっかかり、足をついた。

 

思えば、登りはじめの区間で、車に道を譲るため路肩に寄って2度足をついたっけ。しかし、そこから先はノンストップでここまできた。

 

注意して走れば、足つきなしでここまで上がってくることは、十分可能だ。

 

 

信号の横は、「記念碑台公園」がひろがっており、高台になった展望台もある。

 

ここがピークなのかどうか良くわからないが(※注)、公園内には六甲山の観光拠点らしき「ビジターセンター」なる施設があるし、駐車場にはバイクラックもおいてある。

 

まあ、今日のところは、ここをゴールとしよう。

 

▼ バイクラックに自転車をかけて、石垣上の展望台に登ってみる。

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▼ 展望台の上。錦鯉のようなオブジェがある(なぜ錦鯉?)

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ポートアイランド神戸空港を一望。

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それにしても、自転車から降りると、急激に体が冷える。シャカシャカ着よう。

 

★六甲山 傾向と対策5 冬は登りきったら体が冷える。下りも考えると、ウインドシェルは必携。

 

ビジターセンターも年末休みに入ってクローズしているし、特段することもない。

 

ミニ羊羹を食べてエネルギー補給。駐車場にあるトイレを済ませて、そそくさと下山。

 

(続く)

 

 

※ 記念碑台公園のあたりがピークなのか良くわからず、しばしウロウロ。どの方向に向かっても下っているので、ここがピークかと思ってしまったが、後で調べるとチョイ違ったみたい。

 

そのまま県道16号を進み、少し下った先にもうひと登りあり、そちらが六甲山の山頂に近い模様。ただ、標高的にはビジターセンターとそう変わらない。そのあたり一帯が「山頂エリア」といったところだろうか。