さて、この分岐路を過ぎてからがヒルクライム本番。
とりあえず、シッティングでボチボチ登り始める。
たしかに所々パンチの効いた箇所が現れる。
とはいえ、再度山ドライブウェイ側の序盤ほどではない。イケるイケる。
ゆるゆる、しかしノンストップで登り続ける。
足つき無しにこだわっているわけではない。ただ、路側帯は狭目で、止まると路肩をふさぐ形になってしまう。
もうちょっと広いところに出たら、足をついて、落ち着いて写真を撮ろうかな・・そう思いつつ進むが、広いところが、ない。
だんだんと喉が渇いてくる。ドリンクを手に取りたいが、スピードが遅く車体が安定しない。平坦なところに出たら飲もう・・そう思いつつ進むが、平坦が、ない。
あのカーブの向こうには、広くて平坦なところが・・と思いカーブをクリアするたびにがっかり。これを、ひたすら繰り返す。
キツイのは斜度ではなく、この「延々感」だ。どこまで続く、この坂は。
ほぼシッティングで登ってきたが、腰の後ろが疲労し、こわばって鈍い痛みが出る。ダンシングに切り替え、ウゥーッと背中を思いっきりそらせて、走りながらストレッチしてみたり。
しかし、途中でさすがにしんどくなってきた。
仕方がない、奥の手を出そう。
私のロードバイクは前3枚ギアだ。一番小さなギアは普段使わない。この際、封印を解こう。
ミドルからインナーにギアチェンジ。
あ~~、ラク♪
そして登り続けると、再び大きな分岐路に出くわした。
ここでようやく足をついて、進むべきルートをスマホチェック。
右の分岐路を進むのが正解のようだ。そして目指す一軒茶屋は、もう遠くはない。
ゴール近しがわかると、ゲンキンなもので急にペダルが軽くなる。
しばらく進むと、やおら道路は平坦に。
ここで後ろから来たガチロード勢にバシバシ抜かれた。一軒茶屋ゴールで本気登りしているローディたちの、ラストスパートゾーンなのだろう。
こちらは一軒茶屋前をゆるゆる無事通過。はあ~、登った~~。登りきった~~。
さて、帰るか。
このまま、六甲山の山頂エリアを走り抜けば神戸だもんね。すでに最高地点をクリアしているので、下り基調でラクラク♪
途中、六甲山牧場にピットイン。
エネルギーを使い果たして腹へり状態。レストハウスで食べた、カレーと牛乳。沁みる~~。
しかし、神戸北野側に抜ける場合、そのまま一気に下って終わりではない。
六甲山を下り、引き続き現れる再度山(ふたたびさん)の「ふたたび登り」が待っている。
一度気が抜けた後の10%坂、これ結構しんどい。ひいこら登りきり、ホッ。
そして再度山ドライブウェイ名物の急坂を慎重に下り切ると、もう神戸の市街だ。帰りついた~。
その後、自宅に到着したのがお昼過ぎ。午前中だけで、相当いい運動になった。ふう。
さて。なんか食って、寝るか。
メタボ維持継続。
(付記)
逆瀬川コース、下りで初めて見た時は「こんな延々続く急坂登れるのか」と思った。
でも、実際に登ってみると、メタボな私でも(走行クオリティはともかく)とりあえずは登れた。
やっぱり、実際にやってみんとわからんもんやね~。
関西の一部自転車乗りの間では「六甲山に登れれば、どこにでも行ける」と言われているらしい。
今日、行ける世界が広がった。
【まったり自転車】メタボ者でもダイジョーブ!六甲山クライム逆瀬川コース(全2回)<乗り日:2020年11月22日(日)> |
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