難しい局面だ。
うむ。非常に判断に困る。
今や、日経平均株価が、現在30,000円に近付いている。
これは、大きな大きな節目だ。
株式投資をたしなむ者すべてにとって、30,000円は、心理的に大きな壁といえる。
なにせ、あの伝説のバブル景気において、日経平均のピークは38,957円であった。
ちなみに、語呂合わせで「砂漠へゴーな」と覚えると良いらしい(その後、投資家はみんな干からびてしまった、という意味でw)。
日本経済が上り調子で、少子化の影も影もまだなく、国民一人当たりGDPは世界2位。
東京23区の土地代で全米の土地が買える・・などと言われたバブル景気。
そのバブル景気ですら、日経平均は40,000円の節目を抜けず、下落していった。
今、バブル期を越えるほどの景気が良いか?
もちろん、そんなことはない・・と、つい、そう考えてしまう。
いや、もちろん、30年前の日経平均と今日のそれを単純比較できるものではない。
平均株価を算出するための前提がいろいろ変化している。
とはいえ、やっぱり世の人は、こう思うんじゃないかな。
「あのバブル景気ですら4万円足らず。今回のコロナバブル(?)は3万円程度がいいとこじゃないかな」と。
つまりは心理面の問題なので、理屈や理論じゃない。
そして、株式市場の参加者たちが「もうそろそろピークだろ」と思えば、株価は下げていくだろう。
まさに「景気の気は、気分の気」。
ただ、今回のコロナバブル、バブル期に勝る要因が三つだけある。
(1)際限もなく国内市場にばらまかれたジャブジャブマネー。
(2)日銀の強引ともおもえるETFお買い上げ継続。
上記二要因は、政府・日銀の最強タッグによる官製バブル相場だということ。
さらには
(3)ワクチンの普及による、経済の正常化
という根本的なプラス要因が今後控えている。
そう考えると、強気の買い重視で良いのか。
それとも、売り玉、買い玉混在させて、安全策をとるべきか。
悩ましい。
ただひとつ、これだけは言える。
コロナショックで落ち込んだまま、株価が低迷したままの銘柄は珍しくない。
地味な銘柄に多い。
それらの中から、経済の復興に乗れそうな優良銘柄を探し、今のうちに仕込んでおくのは間違いない戦略といえるだろう。
とりあえず、今はまだ、祭囃子は鳴っている。
そして、その間は祭りに参加しなければいけない。
用心しつつ、考えつつ、踊ろう。
あ、こりゃこりゃ、えっさっさ~♪
まだヨイヨイ♪