前回記事で輪行袋を取り上げたので、ついでにこのアイテムについて書いておこう。
輪行用のチェーンカバーについて。
かつて、ネット経由で輪行用品あれこれを買いそろえた際に、チェーンカバーがレコメンド表示された。数百円と安いので、詳細わからぬまま、ついでに購入。
しかし、後になって、本品は輪行用品としてはマイナーな存在であることを知った。
使わない人からすれば「チェーンにかぶせるなんて、すぐに油で黒く汚れてしまうんじゃないか?」であろう。
なる。そうなる。
どんどん汚れる。そのため、洗う必要はない。
そもそもチェーンなんて、傷がついて困るというパーツではない。
ギザギザのギア類のように輪行袋を噛み切ってしまうものでもない。
では、なぜチェーンカバーが必要なのか。
私も最初はよくわからぬまま、「せっかく買ったし」という意識だけで、なんとなく使っていた。
そして、ある日気が付いた。
このチェーンカバーは機材や輪行袋ではなく、ウェアを守るアイテムだということに。
輪行のパッキング、および解除の際は、自転車をひっくり返して、その回りでゴニョゴニョと作業をする。
その際に、ウェアの袖や裾のあたりがチェーンをかすめたりすることがよくある。
すると、当然ウェアが黒く汚れる。
そして、この汚れ、なかなか取れない。
このチェーンカバーをしていると、その汚れリスクを低減させることができる。
コツは、輪行パッキングの際には、自転車を逆さにしたのちに、早めにチェーンカバーをかぶせておくこと。
輪行解除の場合は逆に、なるべく最終段階までかぶせておく。
薄っぺらいモノなので、輪行解除の後は、スプロケカバーの中に入れて、輪行袋を畳む際に、「具」として中に巻き込んでしまうとかさばらない。
地味でマイナー、汚れ役もいとわず、しっかりと役割をこなす。
そんなヤツなのだ、彼は。
サウイフモノニワタシハナリタイ
▼ 私が使っているものは、このマルトのもの。数百円だが、何年でも使える。
▼ 数少ないが、他社からも同様の品がいくつか出ているね。