いまだ膝に多少不安を残すため、自転車で外出するとしても、折り畳み小径車で近所をうろつく程度にとどめている。
せっかくなので、今回はこの手持ちの折り畳み自転車について書いてみよう。
▼ これ。アサヒサイクルというメーカーの「GLAMOROUS(グラマラス)206」という車種。
▼ アサヒサイクルの公式サイト
こいつを手に入れたのは、5年ほど昔。特段自転車に興味を持つ前のこと。
自宅を購入した際に、「ついでに近所用の足を」と思い、ネットショップでポチッと注文した。
自転車の通販買いはキケンであることなど、この時点の私が知る由もなかった。
ほどなくモノは宅配便で届いたが、その問題に気付くのに時間はかからなかった・・
ま、その「通販問題」の話は次回に取っておくとして、今回は自転車そのものについて語ろう。
その「近所用の足」を買おうと思い立ってから、ネット上でアレコレと自転車を物色した。
「近場でちょこちょこ乗るだけだし、最近よく見かける車輪の小さな自転車でいいよね」
「あれって折り畳み自転車なのかな? そのほうが、かさばらないし便利かもね」
・・そんな程度の考えから、興味は折り畳み方面に向かっていった。
「せっかく折り畳めるのだから、軽いほうが便利かも」
・・と重さ重視でしらべるも、軽い自転車はたいてい値段が高い。当時の私の持っていた自転車の価格感をはるかに超えているものも多い。
「ま、そういう高いのは、自転車好きやマニアが乗るもんだろ。私はフツーのでいいや」
あれこれ比較の結果、値段がこなれていて(当時実売価格3万円しなかった)、重量が比較的軽い(11㎏台)グラマラスに目を付けた。
ネットでポチッと注文後、すぐに自転車は届いた。さっそく乗ってみると、この小径車は想像していたより、ずっと良く走ることに驚いた。
今から思えば、それまでに乗ったことのあるママチャリとの重量の差が、軽快な乗り味としてダイレクトに感じられたのだろう。
そして、後に自転車に興味を持つようになってから判明したのだが、グラマラスはなかなかにスポーティな設計の自転車であったのだ。
- フロントギアは48T。小径車にしては大きく、それなりにスピードも出る。
- ディレイラーはシマノ製(Tourney)。6段変速。
- タイヤは小径車の定番、KENDAのセミスリック。
- Vブレーキを採用しているのでキリっと止まる。
- シートポストが長いので、サドルを高く設定できる。
- ホイールベースが103cm取られていることからもスポーツ走行指向が見て取れる。
- そして前述の通り、軽重量。アルミフレーム&フォークの20インチ車、しかも前後固定式の泥除け付きで11㎏台の重量は、お手頃価格品としては優秀だと思う。
なお、ママチャリメーカー品らしく、バルブは英式。当初は100円ショップで激安のポンプを買って対応していたっけ。
はじめのうちは目的通り、ごく近所を走っていたが、じわじわ距離が伸びていった。
振り返って思えば、自転車の魅力に気が付く入口がグラマラスであった。