ヒザに負担をかけないように、ゆるゆるマイペース。
ダラ坂を登り、西側からの山頂エリア入口といえる六甲山牧場を通過。
軽いギアだと、なかなか進まない。
六甲山牧場からビジターセンターまで、こんなに遠かったっけ。
この調子だと、今回の六甲山越え、かなり時間を要する。
午前中に余裕をもって山を下れるようであれば、武庫川を越えて、年明けの伊丹往復ライド時に見つけたお店(←お昼時に訪れたものの、混んでいたのでパスした)でカレーのランチでも・・と考えていた。しかし、その時と変わらぬ時間の到着になりそうだ。今機も早々にあきらめる。
さて、ビジターセンターに到着し、トイレ小休止。そして一口ようかんモグモグ。
再出発後、暫く進んだところで、渋滞に遭遇。
なぜ、こんな山の上で?
さては、ここでも道路工事中で、片道走行の交通整理が行われているのかな。最初はそう考え車列に混じり待っていたが、全然進まない。
どうも様子がおかしいと悟り、車道から歩道に移り、徐行で進む。
すると、歩道も結構な人が歩いている。なんだなんだ?
新型コロナまん延防止法実施期間の今、大がかりなイベントが行われているとも思えんが・・
訝りつつ、歩行者に気を付けつつ、坂道歩道をごくゆっくり進む。
すると渋滞の原因が見えてきた。
六甲山の山頂付近には、人工ゲレンデを備えた「六甲山スノーパーク」という施設がある。
時あたかも冬季オリンピック。しかもスノーボード(ハーフパイプ)で平野歩夢選手が予選一位通過の快進撃を見せた直後(その後金メダル獲得)。
スキー、スノボ熱が瞬間最大風速的に高まり、この集客につながったのだろうな。ナットク。
スノーパークを過ぎれば、先ほどまでの激混みがうそのように、道路はスカスカで走りやすくなった。
路肩は雪が残り、さらに時折雪がぱらつく。慎重に走ろう。
一件茶屋を過ぎると、ほどなく本格的に下りがはじまる。
技術のないゆる乗り者、しかもキャリパーブレーキ(おまけに、効きが悪いと言われるTiagraグレードのブレーキシュー)なので、ここからの延々下り坂は、ちょっと怖い。
気持ちよさそうにスルスル下っていく人もいるが、モノマネは禁物。下りの落車は、即大惨事につながる。
ブレーキをしっかりかけつつ、ムリなく下る。だんだんと手が痛くなるので、握力のペース配分も重要だ。
山麓の分岐点では、逆瀬川方面ではなく、復路の距離が短くてすむ夙川方向に抜けるルートを選択。
以前もこの道は通ったことがあるが、市街地に入っても延々下る。
路側帯がほとんどない区間や、路肩にいきなり溝が大口を開けている箇所もあるので、道路事情が良いとは言えない。
しかも、結構ダンプ道だ。ことさら慎重に下る。ブレーキレバーを握り続け、二の腕はパンパンだ。
ようやく平地にたどり着いた時には、ホッとした。
そのまま南下して夙川市街へ。
さて、どこかでカレーでもたべて、帰るか。