尼崎市の塚口北部にある大型ショッピングセンター「つかしん」。
かつて武庫之荘に住んでいたころには、すぐ近くまで無料送迎バスが来ており、しばしば買い物に行ったっけ。
神戸に居を移してからは何年も訪れていないが、お盆休み初日にそちら方面に用事が出来た。そこで、ついでに、つかしんを再訪することにした。
つかしんのホームページによれば、送迎バスはすでに廃止されているという。
そのため、阪急電車を乗り継いで(阪急神戸線→伊丹線)、最寄りの稲野駅から歩いて向かう。
駅から歩いて10分程度。久方ぶりに見るつかしんは、やはりスケールがでかい。
単なるハコモノ的な巨大モールではなく、モール全体をひとつの町に見立てたコンセプトがユニーク(尼崎の姉妹都市、ドイツのアウクスブルクの町並みをモチーフにしているそうな)。
建物内部の通路もひろびろ。
最近でこそゆったり感重視で、テーマ性をもたせた大型エンクローズドモールは珍しくないが、そのはしりと言ったところであろうか。
さて、つかしんに来たはよいが、特に買いたいものがあるわけでもない。
広い構内をブラブラ。お店は結構入れ替わっているね。コロナの影響もあったんだろうな・・
そんな感慨を抱きつつ歩き、1階の飲食系店舗が建ち並んでいるあたりに差し掛かった時に、カレー店があるのに気が付いた。
ごく小さな、カレースタンド的なお店のようだ。
ちょうどお昼時が近い時刻。迷わずお店に向かう。
そして、入口に入ると、券売機がお出迎え。
とりあえず、基本メニューらしき「クラッシックカレー」(680円)+「大盛」(220円)の食券を購入、窓口に渡す。
店内は、思ったよりも狭い。長テーブルをアクリル板で区切った簡素な席につく。そして様子を見ていると、セルフサービス的なお店であることが判明。
出来上がったら席番号で呼ばれるので、窓口に料理を取りに行く。
そして受け取った料理がこちら
しかも、大盛ゆえ、ルーはなみなみと入っているよ(席までもっていく際に、気を付けないとこぼしそうなほど)。
そして、大盛のご飯は思ってた以上のボリューム。これは食べでがありあそうだ。
ソースポットからルーを一気投下。
特に具は見当たらないので、今回注文の「クラシックカレー」の内容は、プレーンカレーのようだな。
お皿にも記されているがお肉屋さんの系列店らしいので、もうちょい券売機のメニューをじっくり確認して、ガッツリ肉の塊が入っているカレーを頼むべきだったな・・すこし後悔しないでもない。
しかし、ごはんの上で照り映えるルーの色が、じっくりグツグツ煮込まれたであろうことを物語っている。
たべてみると、肉と野菜のうまみがしっかり溶け込んでいる、本格的な欧風カレー。
一瞬甘口かと思えるが、後を引く辛味が追ってくる。
すこしコワめごはんも好みだ。
うむ、これはこれで、カレーのうまみがダイレクトに感じられて、ウマいな。
正直、注文時は、カレースタンドで900円は少々高いような気がした。
しかし、この味とボリュームだとナットクだ。
久々のつかしんで、いいカレーに出会えて、満足。