ロードバイクで、国道2号(ニコク)を西へ。
何度も走り慣れたコース。
しかしこの日は、走っていて、フト感じることがあった。
これまでと比べて、やや車が多い気がする。
単に交通量だけではなく、ロードサイド店舗に出入りする車も目立ち、道路周りの動きが活発に思えた。
さて、明石に達したところで北に折れ、西神方面へと向かう。
西神中央の町に入ってから、折り返し。県道16号を南下。そして再び明石に戻ってきた。
そして、明石公園(明石城)の前を通った時のこと。
駐車場から伸びる長い車列ができており、車道には交通整理のスタッフまで出ていた。
これを見て、あらためて感じた。今日は車が多いなあ、と。
交通整理に従い、その車列をクリアし交差点を左折。明石駅北側を通過したところ、駅から明石公園に向かって、人が間断なく、ぞろぞろと歩いている風景が見られた。
公園を囲む堀の周りには、ノボリが立ちならんでおり、どうやら市民向け無料イベントが大々的に行われているようだ。
ビジネス的な興業ならともかく、こういうオープンなイベントに向かう人の列、なんだか久しぶりに見た気がする。
思えば、コロナ禍発生以降、人が集まるイベント等は自粛モードであった。
初期の最もひどい時期は各種イベント全面停止状態。その後、じわじわ規制は解除されていったが、町行く人の多くはマスクをし、自粛気分は少なからず残っていた。
それが、今年3月13日以降、マスクは個人の自由とされ、明確なコロナ規制緩和方針が政府から示された。
おそらく、これが象徴的なターニングポイントであったのだろう。
コロナ禍を乗り越えたムードが漂い始めた気がする。
この日見かけたイベントも、「コロナ明け」のタイミングを見計らって計画されたものだろう。
「景気の気は、気分の気」と言われるが、世の中の気分が明るくなり、人の動きも活発に。
ニコクで車の量が多いと感じたのも、その人の動きの一環ではなかろうか・・
そんなことを考えつつ、ニコクに出て、往路とは逆に東に向かってペダルを踏む。
「須磨ストレート」を通り抜け、一の谷の須磨浦公園に差し掛かると、おやまあ、ここでも駐車場前に長い車列が。
人出が多くなっていることを、ふたたび確認できた気分。
須磨浦公園は特にイベントが行われているわけではないが、桜の名所ゆえ、花見客が多く来ているようだ。
せっかくなので、私も須磨浦公園に立ち寄り、しばし咲き誇る桜を眺める。
こうやって人出が増え、世の中が回り始め、景気が上向くといいな。
そして、個人的には、株価が上がってくれることを願おう。