まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【まったり自転車】ゴールデンウィークの締めくくりは崖の上で <乗り日:2022年5月8日(日)> 【近所ポタ】

少々前の話だが、ゴールデンウィーク最終日のこと。

 

用事があり、昼前に折りたたみ自転車で出かけた。

 

そして、用事を済ませたあともフラフラと国道2号(ニコク)を西へ。

 

連休の締めくくりとして、ポタついでに、どこかでカレーを食べようと考えた次第。

 

 


ロードでは幾たびとなく走っているニコクだが、折りたたみで走るのは、ずいぶんと久しぶりだ。

 

須磨海岸を左手に眺めつつ、13時過ぎに塩屋に到着。

 

塩屋は迷路のように入り組んだ細い路地と坂の町。よそ者にはハードルが高い土地柄。自転車を押し歩きしつつ、事前にチェックしていたカレー店を探し求め、さまよう。

 

しかし、ようやく見つけた目的のお店は、あれ、入口にちょとした待ち人の列ができている。

 

どうやら、名の知れた人気店のようだ。

 

私は食事で並ぶことはしないタイプなので、今回はあきらめ、別のカレーを探すことに。

 

塩屋を後にして、さらに西を目指す。

 

ニコクをゆるゆる流す。すると、ロードで走っているときには目に入らなかったものに気がつく。

 

例えば、海岸沿いの建物の合間に、海へと続く細い道、階段。気になったので自転車を担いで海辺へと下りてみる。

 

すると、ゴツゴツした岩とテトラポットの織り成す、無骨な海岸の風景が広がっていた。

 

へえ~、テトラポットのところまで簡単に行けるんだ。はじめて知った。
これはこれで、趣のある風景だ。

 

海岸からニコクへと戻り、フト、海と反対方向に目をやる。

 

このあたりは、高台が海のそばまで迫っている。

 

コンクリで固められた、切り立った崖に沿って鉄道が走っている。見慣れた風景。

 

しかし、その崖の上はどうなっているのだろう?

 

これまで何度もこの道を走りながら、崖の上を気にしたことは無かったなあ。

 



 

気になったので、一旦垂水まで走り、折り返す形で崖の上方面へと伸びるルートを取る。

 

なかなかの斜度の坂が目の前に現れる。折りたたみ小径車だと、ちょっとしんどい。

 

フウフウ言いながら、崖の上と思しきエリアに到着。あたり一面は、普通に住宅地だ。

 

そして、適当に走っていると、小さな公園に出くわし、急に目の前の景色が大きく広がった。

 

切り立った崖の上で住宅街が途切れ、その向こうには、高台からのオーシャンビュー。素晴らしい。

 

この公園、「東垂水展望公園」という。その名の通り、すばらしい眺めが堪能できる。

 

 

さて。

 

それにしてもハラ減ったな。

 

その後、幾つかカレー店(もしくはカレーを供する喫茶店)を歴訪するも、いずれも閉まっていた。

 

ゴールデンウィークだから、休業としているお店も多いのかな。残念。

 

ま、カレーにはありつけなかったが、思いがけず良い景色に出会えたので、満足。

 

ちょっとしたゴールデンウィークの思い出になった。