以前、折りたたみヘルメット(以下 折りヘル)を購入した旨をブログに書いた。
その後、何度がこの折ヘルを利用したので、そのインプレ記事を書いておこう。
以前の記事でも書いたが、この折ヘル、畳んでも期待したほどは小さくはならない(上の「パカッと開く」の画像をご覧いただければ、外形的には幅が幾分縮まるだけである旨お分かりいただけよう。)。
とはいえ、通常のヘルメットに比べると、バッグ・バックパックには収まりやすくなるのは事実。
これは大きなメリットだ。
素材的には、ロード用のヘルメットと同じく発泡スチロール性の樹脂で作られており、重量もロード用と大差なく軽い。
この軽さも持ち運びにおいては、大きな利点だ。
ヘルメット内側にはインナークッションがベルクロ止めされているのも、ロード用ヘルメットと似ている。
ただし、クッションは明らかにロード用に比べて分厚く、衝撃吸収性が高そうだ。
そう考えると、意外とヘルメットとしての防御力は高いのかもしれない。
難点としては、この折りヘルのインナーは各所でバラバラ。形状の異なるものが、一本一本別々にヘルメットにくっついている状態。
もし、インナーだけ洗おうとした場合、一本づつはがしてから洗い、乾かした後、それらを所定の場所にすべて取り付けなおす必要がある。
それはさすがに、めんどくさいぞ。
そのため、使用後はインナーは外さず、そのまま全体をジャブジャブ水洗いし、屋外に干して乾かすようにしている。
ま、たまにしか使わないので、そんな程度で良いかな。
フィット感については、正直、特段語るところはない。
頭にかぶり、後部ダイヤルでフィット感を調整し、あご紐のワンタッチバックルをとめてしまえば、着用感はロード用のヘルメットとさほど変わらない。
ただ気になる点は、ビジュアル。
被った状態で鏡を見ると、見事に頭部がキノコ化している。
流線型でパキパキとしたデザインのロード用ヘルメットとは全く異なり、この折ヘルの外形は、逆さにしたお椀状である。
それを頭にパカッとかぶせて、キノコにならないわけがない。
見た目に残念感は感じられるが、持ち運びが便利だし、出先でシェア自転車に乗る時にも「ヘルメット着用努力義務化」に対応できる。
というわけで、今後も「今日はもしかしたらシェア自転車使うかも」という時は、念のため、この折りヘルをバックパックに放り込んで出かけるようにしよう。