まったり巡行

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【まったり自転車】エアポケットとの遭遇 <乗り日:2023年9月9日(土)>

このところ、週末にいろいろ用事が入り、自転車に乗れないことが多い。

 

運動不足が気にかかる。

 

ただ、その割には体重は増えていないので、どこか安心しているところがあった。

 

ところが、この週末、久々にロードに乗るべくウェアに着替えたら・・・ボヨヨンとした腹回りが目に付く。

 

うわ、これはひどいな。

 

体重が変わらなかったのは、贅肉が付いた分、足腰の筋肉が失われたということだな。これはイケナイ等価交換。

 

体を作り直さねば。そんな焦りにも似た思いを抱きライド出発。

 

勢い込んで走り始めるものの、すぐに失速、疲れを感じる。

 

筋肉が失われるとともに、心肺機能も退化してしまったようだ。「体がなまる」って、こういうことを言うんだな。

 

汗をダラダラ流しながら、ダラ坂を登り、名谷エリアへ。そこからぐるっとまわり、ジェームス山方面へと向かう。

 

この日は走るだけでなく、途中買い物も予定している(そのため、バックパックを背負い、自転車にはサドルバッグを装着)。

 

最初に、ジェームス山の北側にあるカインズ神戸垂水店を訪れ、次いで舞子の業務スーパーにも寄る予定だ。

 

しかし、疲れのせいか、暑さのせいか、ちょい道を間違える。ジェームス山近辺の坂を無駄に登り下りしてからカインズ到着。息も絶え絶え。いやあ、体なまりきってるわ~。

 

冷房の効いた店内フードコードで、バニラシェイクをすすりつつ、長い休憩。

 

休憩を終え、買い物を済ませたころにはテンションだだ下がり「つかれた。今日はもう、このまま帰ろうかな」という気持ちが湧き上がってきた。そいつを押し殺して、次なる目的地の舞子方面へと向かう。

 

西に向かい、あまり自転車では走った記憶のないダラ坂を登る。

 

しんどい。暑い。でも、この坂さえ乗り越えれば、あとは下り、そして海沿い平坦のはず。乗り越えねば・・

 

スマホ地図で調べると、この坂「乗越峠」という地名が付いているw

 

ふうふう言いながら、乗越峠を登りきる。そこで、フト気になる道標看板を見つけた。

 

看板には「垂水健康公園」の文字と、そちらを差し示す矢印が記載されている。

 

たるみけんこうこうえん・・? 知らない。

 

この近辺、ロードで走る機会はそれなりにあるが、たまたまルートから外れていたということかな。

 

自転車に乗っていると、時々このような、近隣だが不思議にノーマークなスポットに出くわすことがある。そういう場所のことを、自分は勝手に「エアポケット」と呼んでいる。

 

出たな、エアポケット。

 

無視しては通れない。

 

予定のルートを変更して、どんな公園か見てみることにする。

 

幅員狭目の坂を登ると・・そこには予想外に広大な公園が広がっていた。

 

小丘を中心に、なだらかに芝生広場が広がる。そして、そのまわりが周回ランニングコースとなっている。

 

入口に控え目な看板がある。それにしても「健康公園」とは、いかにも昭和なネーミングだ。

 

公園敷地内に入って進むと、芝生の小丘が見えてきた。

さらに進むと、小丘のまわりにも広大な芝生広場が広がっているのが見えた。
このスケール感、すごいな。

 

周回コースに自転車で乗り入れてもOK。ただし「自転車スピード出しすぎ注意」の看板があるので、最徐行で進む。

 

周回コースは色分けされている。たぶん、遊歩道とランニングコースという区分けだろう。
公園だけあり子供もいるので、注意しつつゆっくり進む。

 

広いグラウンドに、テニスコートやフットサル場など、スポーツ施設が充実。なるほど「スポーツで健康増進」が、この公園の名前の由来なのであろう。

 

丘の上に広がる公園だけあり、展望スポットもある。

 

山あいに広がる名谷の住宅街が一望できる。

それにしても、数年ロードに乗っていて、こんな大規模施設に行きつくことがなかったとは。

 

ちょい東のジェームス山、西の多聞、北の学園都市などは幾度となく自転車で通り過ぎているのだが。

 

ま、こういうライド中のちょっとしたサプライズ、ノーマークな「エアポケット」に、ふいに遭遇するのも、自転車の楽しみ。

 

カインズで引き返さなくて、良かった。