まったり巡行

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【立ち寄りカレー】【尼崎】レストランマキ 【尼崎中小企業センター】<食べ日:2023年9月30日(土)>

ちょっとした用事があり、週末、武庫之荘の町に出かけた。

 

用事は午前中に終わったが、そのまま直帰するのは、なんだかもったいない。

 

そこで、シェア自転車を借りて、ちょっくらサイクリングをしてみることにした。

 

尼崎市内をゆるゆる南下し、阪神尼崎方面を目指す。

 

目的は、GoogleMapで見つけた、とあるカレー店。

 

寄り道しつつ、阪神尼崎エリアにたどり着いたのが13時頃。

 

ところが、目当てのカレー店は閉まっていた。GoogleMapのデータでは「営業中」となっているのだが・・

 

コロナ禍以降、ひっそりと閉店し、GoogleMap表記が状況に追い付いていないケースを時折見かける。今回もそのパターンだろうか。

 

まあ仕方がない。他を探そう。

 

しかし、こういう挫折明けにフト、思わぬカレーに出会うこともあるんだよな・・

 

そんなことを考えつつ、とりあえず阪神尼崎方面へと歩を進める。

 

信号待ちの際スマホを取り出し、改めてGoogleMapでカレーを検索。すると、おや、近くのレストランがヒットしたではないか。レビューを読むと「カレーと揚げ物がメイン」だそうな。

 

先ほど通り過ぎた場所にそのお店はあるようだが、そんなレストラン、あったっけ・・?

 

とりあえず引き返し、お店の場所に向かう。

 

GoogleMapのフラグが立つ場所に至ったものの、そこには「尼崎中小企業センター」と銘打たれた、重厚なビルしか見えない。尼崎市の外郭団体・施設であろうか。

 

不審に思い、そのビルをよくよく見ると、階段の段差部分に「1Fレストラン」の表記があり、ノボリが目立たない場所にひっそりと立っているのが確認できた。

 

こりゃ、気づかんわ~

 

注意して見ないと気付く由もないが、階段の青い部分に「1Fレストラン」の文字とナイフ・フォークのピクトが描かれている。

 

おそらく、このビルの食堂的な位置づけのお店で、一見客を呼び込む意図が薄いのだろう。

 

でも、こういう目立たぬお店こそ、意外と独特の個性があったりするものだ。「よし、ここで食べよう」そう思い、ビルの中に赴いた。

 

お店は1階入口すぐ横。メニューのショーケースが設置されているのですぐわかった。

 

ショーケースも建物内に設置されており、外部からは存在をうかがい知ることはできない。

 

そしてカレーを探すと・・普通のカレーのほかに、「デカ皿カレー」なるメニューを発見!こいつは面白そうだ。

 

店内に入り、さっそく「デカ皿カレー」を注文。すると、ウエイターから厨房に「でか~!」と一声、オーダーが飛ぶ。

 

店内を見渡すと、インテリアはごくシンプルで飾り気なし。このあたり、いかにも施設内食堂的な雰囲気だ。

 

ただし、壁面がガラス張りとなっており、すぐ横を走る国道2号を広く臨むことができるのが大きな特徴。

 

このあたりのニコクもロードバイクで走ったことは一再ならずあるが、このお店の存在にはまったく気づかなかった。

 

国道2号を行き交う車を眺めつつ、待つことしばし。やってきたカレーがこちら。

 

でかっ!皿でかっ!! 皿がでかいのは名前からわかっていたが、それにしてもでかっ!!!

 

お盆をゆうゆうはみ出るお皿のインパクト! お盆が小さいのではない、とにかく皿がでかいのだ。

 

でかいだけではない。見ての通りカツカレーであり、さらに鶏のから揚げも二つ添えられている。

 

お店の得意技だという、カレーと揚げ物のツープラトン攻撃。

 

加えて、その横には、胡麻ドレのサラダに、ポテサラまで!

 

これは文句なしのボリュームだ。これは心して取り掛からねばなるまい。

 

トロッとした黄色いルーは、むかしながらのカレーの味わい。

 

くたっとした玉ねぎゆるい食感。食べてホッとする、ジャパニーズ スタンダード カレー。

 

それが、心ゆくまで、ガッツリ食べられる。

 

そして、サクッとしたカツも食べ応え十分。おちついた、シンプルなルーが、カツによく合う。

 

さらに、合間に、から揚げもサクッ!

 

食べてもなかなか減らないカレー。

 

最後は、サラダも揚げ物の、カレーと混然一体となっていき、満腹感につつまれつつ、完食。

 

いやあ、食った食った。

 

武庫之荘阪神尼崎間サイクリングの消費カロリーではまったく追っつかない、ハイパーカロリー飯であったw

 

それにしても、こんな荒くれカレーが、お堅い系のビルの中にあろうとは・・。