職場近くで年一回の健康診断を終えた後、検査機関窓口で「メタボ警告 特定保健指導」のチラシをわたされた。少々落ち込む。
たしかに、最近なかなか体重落ちないからなあ・・
けっこう自転車で走ってるんだけどなあ・・
これも年齢のせいだろうか。
ま、とにかく。検査のために朝食抜いたので、飯だ飯だ。
カレーでも食べて元気出そう。
すきっ腹を抱え、14時すぎの大阪道修町。スマホで近辺のカレー店を探す。
このあたりは典型的なビジネス街なので、カレー店こそ多いが、ランチタイム以外で営業している店舗は意外と少ない。
いわゆる「ヤドカリカレー」(居酒屋などの夜主体のお店を昼間だけ「宿借り」して開店しているカレー店)などは、スマホには表示されど、営業時間を少し外して訪れると影も形もなかったりする。
そんな微妙な時間帯ではあるが、少々歩いたところに、確実に営業していそうなお店を見つけた。
「明日へのカレー」とな。変わった名前だな。
御堂筋を東へと渡り、一本奥に入ったところにそのお店があった。
なんだか、カレー店ぽくない。欧州のカフェを思わせる店構えだ。
中に入ると、白を基調とした・・というか、真っ白。洗練された調度の店内に圧倒される。
客席は室内いっぱいに広がる大きなU字型のカウンターテーブルのみ。
業態的には、まちがいなくカレースタンド的な店舗だ。
しかし、なんだこのオシャレ感は。
なんだか場違いな場に来てしまったように感じたおっさんは、コソコソとカウンターの一番隅っこに座る。
さて、腹が減っているので、ごはん大盛にしよう。
メニューを伺う限り、トッピング推しのお店のようだ。では、カツカレーにでもしようか・・と考えたところ、通常のカツカレーとは別に記載された、「薄カリッ!カツカレー」というメニューが目に付いた。
メタボ予備軍判定された直後の私には、こちらが刺さった。迷いなく薄カリッ!を注文する。
そもそもメタボ軍の自覚があるなら、大盛カレーで揚げ物食べるなよ・・と自分にツッコミを入れつつ、待つことしばし。
まず小皿に盛られたピクルス(キャベツ、ニンジン、大根?)、次いでカレーのお出まし。
明るいルーの色が、白いつやつやしたお皿に映える。
カレーそのものはプレーンのようなので、ピクルスを一種の具としてカレーの上に一気投入。そして一口。
ポップな見た目から、甘辛系を予想していたが、意外と落ち着いた味わい。
スパイシーさを感じさせつつも、シックにまとめあげた欧風カレー。
そして、スライス肉を上げたカツは、薄いながらも意外とボリューミー。
サクサクした食感が、カレーの味にマッチ。
スナック感覚、ついついスプーンがすすみ、一気に平らげてしまった。