以前、後輪ホイール交換に伴い、後輪のクイックリリース(以下 クイック)をTIOGA製のものに交換した経緯を記事に書いたことがある。
▼ その時の記事
ただし、完成車に元からついていたクイックがデザイン的に気に入っていたこともあり、前輪のクイックは、その後しばらく元のものを使い続けていた。
しかし、どうにも見た目がちぐはぐ。
元からのクイックは、光沢のあるシルバーで、取っ手部分も大きい。屋外で見ると、キラッと光り、目立つ。
後輪に取り付けた黒くて地味なクイックとの差が、意外と目についてしまう。
そのアンバランスを解消するため、前輪のクイックも、最近、TAIOGA(後輪同様、輪行用の保護具に付属していたもの)に交換した。
見た目がちょっと地味で、面白みがなくなったかな・・
ただ、自転車に乗っていて時々感じるのだが、元からのクイックのほうが、しっかりとホイールを固定できているような感覚がある。
通常走行では違いはないが、スピードが出るシチュエーションだと、やや違いを感じることがある。
もちろん、規格品ゆえ、フィットしないということはない。使用自体に問題はないはずだ。
とはいえ、パーツどうしの微妙な相性というものがあるものかもしれない。
考えてみれば、完成車付属のパーツは、メーカーが良かれと思って選んだもの。
コスト等の制約はあろうが、可能な範疇で、最もベターなパーツをチョイスしてあるはずだ。
機能面にしても、デザインにしても、顧客満足度が高くなるように考えてくれているはず。
そう考えると、完成車付属パーツというものは、侮れない。
そういえば、タイヤ交換の時も、毎回ちょい迷いつつも、結局は完成車についていたMAXXISを選んでしまう。
もし、別のものを選んだ場合、フィット感がイマイチだったり、乗り味が微妙にしっくりこないというリスクが考えられる。
そもそも、ロードを手にしたその日から、完成車パーツの感覚に親しんでいるので、それが一番乗りやすかったりする。
「無難」という名の、安心感。
「慣れ」という名の、安定感。
完成車パーツ、げに侮るべからず。