スマホのニュースサイトを見ていると、近場ローカルな生活情報的ニュースが表示されることがある。
そんなローカルニュースにて、近くにカレー店が出来たことを知った。
場所は和田岬。
ほほう、ちょうど本日、JR兵庫駅方面に行く用事があるのだ。
自転車で出かけ、和田岬方面へと足を延ばすことにした。
さて、用事を済ませて、午前11時半過ぎ。今から向かえば、お店につくのは正午ごろかな。丁度いいタイミングだ。
曇天模様の空の下、秋風に吹かれながら、折りたたみ小径車のペダルを踏む。
昨日まで、日中結構暑いくらいだったのだが、今日は一転肌寒い。携帯タイプのウインドブレーカーを持ってきたのは正解であった。
秋の訪れをしんみり感じつつ、和田岬エリアに到着。
和田岬といえば、三菱重工が鎮座する工業地帯というイメージが強いが、JR和田岬駅付近は、小規模ながら古くからの商店街がある。
その中に、目的のお店「キッチン シロクマ」はあった。
お店の前に自転車をとめ、開け放たれたお店のドアをくぐる。
中に入ると、奥に長い店内。入口付近に4人掛けテーブルがあり、その向こうにカウンターテーブルが伸びている。
カウンター席に座って、メニューを探す。しかし、ない。
カウンター内のマスターに尋ねると、ランチはカレーのみらしい。
選択肢は「普通、大盛、メガしかないんですわ~」とのこと。
ミズテンでのメガはさすがに尻込み。普通と大盛で一瞬迷う。すると「普通と大盛、あんまり変わらない」とのこと。
おそらく普通盛りが結構量多めなのだろう。というわけで、普通で注文。
その際に「肉はゴロゴロですわ」とも言われる。これは期待できそうだ。
ほどなく供されたカレーがこちら。
明るいルーの色が印象的。その中にビーフだろうか、お肉が見え隠れする。
手元のタッパーから福神漬けをたっぷりセルフ投下の後、一口。
サラサラ系とまではいかないが、粘度抑え目のルー。
見た目のイメージ通り、ポップで優しい味わい。
ちょっとシチューぽさも感じる。そして、マイルドさの奥底に、ピリッとスパイシーな要素が潜む。
するすると食べられるカレーだ。
そして、ルーの中に、お肉がたっぷり埋蔵金。これは、なかなかお得感がある。
煮込まれ、やわらかいが、程よく噛み応えのあるコロコロお肉だ。脂身がある程度付いているのもグッド。
途中、マスターから「カレーが足りなかったら、足しますよ」と声かけていただいたが、十分じゅうぶん。
食べ終えて、あとあじさわやか。うまかった。
そして、予想以上のボリューム感におなか一杯。あの肉量で800円、お得感ありの一皿であった。