私用があり、仕事は休みをもらって、朝から電車で垂水へと向かう。
その用事は予想より時間がかかり、解放されたのが正午前。さて、昼飯でも食うか。
思えば、今日は木曜日。
先々週の金曜日、明石の街角で、気になるカレーランチの看板を見かけた。ところが看板には「火・水・木限定」と記載があり、曜日があわず、あきらめたことがある。
今日こそ、あのカレーにありつかん。
なにせ、土日ではダメなのだ。この貴重な機会を逃してはいけない。
時は来た!それだけだ!!
そう思い定めて、JRで明石へと足を延ばす。
記憶を頼りに、明石駅から海側方向に歩いて5分少々。目的のお店「鶏あえずよってて舎(や)」に到着。
名前の通り、お店の本業は夜の焼鳥居酒屋。そのランチ営業として、カレーを提供しているようだ。
開け放たれたドアを通り入店、奥のほうのカウンター席につく。
そして、念願の「スパイシーチキンカツカレー」レギュラーサイズを注文。
まず、居酒屋仕様の大きなグラスでお冷が出てきて、次いでサラダが供された。
深みのある器でたっぷりだ。カレーと一緒に食べたいので、手を付けずに主役の登場を待つ。
10分ほど待っただろうか。スパイシーチキンカツカレーのお出まし。
迫力のチキンカツに、いかにもグツグツ煮こまれた感のある褐色のルー。
ルーの上には、パクチーが散らされ、彩を加えている。
付け合わせは、でかいらっきょうがふたつ。
ほほう、これはうまそうだ。
まずはカレーとごはんのみで一口。
しっかりとした濃いめの味わい。
そしてルーの中にも鶏肉あり。しっかり煮込んで味がしみこんでる。
見たところテーブル上のソースの小瓶などはないので、カレーをかけて味わえということだな。
その通りにして食べてみると、チキンカツに、濃いルーがよく合う。
カツは、洋食やのフライではなく、居酒屋の「揚げもん」といった感じ。ガッツリとクリスピー!
そして、合間に食べるサラダは上にリーフ系、下にキャベツの千切りと、もりつけに手が込んでいる。
濃厚なカレーの味わいに、シーザーサラダドレッシングのかかったサッパリしたサラダはいいアクセント。
このセットで1000円はリーズナブル。
「火水木のランチ限定」という、明石中心街のビジネスマン以外には、ほとんど幻のカレー。この機会に堪能できて満足。
※なお、PayPayで支払おうとしたが「ランチは現金のみなんですよ~」と言われた。この点注意が必要(最近現金持たない人も多いので)。