まったり巡行

自転車もカレーも投資も、まったり、ゆったり。

【立ち寄りカレー】【西宮】Curry house エール【甲子園】<食べ日:2024年2月3日(土)>

その日は用事があり、午前中に武庫之荘を訪れた。

 

用事はさっさと済ませたが、午後からは別の用事のため、取って返して明石方面へと向かわねばならない。

 

ただし、2時間ほど時間的余裕があるので、その間シェア自転車でミニポタリングすることにした。

 

武庫之荘のハローサイクリングステーションでシェア自転車ゲット。持参した折りたたみヘルメットを着用して、出発。

 

向かうは西宮方面。幾つか気になるカレー店があるので、そのうちのどれかに寄って昼飯を食べよう。

 

武庫川の橋を渡り、西宮市に入る。そして、頭の中の大まかな地図をたよりに、気ままに車輪を転がす。

 

ただ、その脳内地図がポンコツだったようで、すぐにどこを走っているのかわからなくなる。

 

とりあえず南下していくと、幹線道ではないものの、沿道にお店が立ち並ぶ道路に行き当たった。

 

スマホで現在位置を確認すると、阪神甲子園駅の北側にいるようだ。

 

そして、今いる道路は「旧国道」と表示されている。

 

ほほう、国道2号の旧ルートということかな? なるほど、お店が多いはずだ。

 

阪神甲子園の中心街といえば、駅の南に位置する甲子園球場まわりの大型商業施設を思い浮かべる。

 

しかし、駅の北側にも、旧国道に、古くからの沿道商店街があったんだね。初めて知った。

 

そして、西宮の気になるカレー店のうちの一つが、その沿道商店街の中にある。よし、今日の昼飯はそこで食べよう。

 

自歩道をゆるゆる徐行していくと、そのお店は見つかった。

 

青いドアが、なんともシンボリック。こじんまりしつつも、おしゃれな雰囲気のお店じゃないか。

 

ドアのガラスには「BAR」のネオンサインも見えるので、夜はバー営業もしているのかな?

 

店内に入ると、ゆるやかなムード音楽が流れている。

 

奥に長い空間。入口付近にテーブル席、そして奥にカウンター。

 

時刻は正午前だというのに、そこそこ席は埋まっている。地元の人気店なのだろう。

 

カウンター席に座り、バーテンダーな雰囲気をまとったマスターに、ビーフカレーを注文。

 

正午が近づくにつれて客が増える。この客数、マスター一人で捌いているのだろうか・・と思って様子を眺めていると、正午ごろにヘルプ的なスタッフが登場。配膳スピードがアップし、店内はにわかに活気づく。

 

そして、私のビーフカレーも到着。

 

おお~!カレーはソースポット入りだよ!

 

ソースポットとともに、アーモンド形に盛られたご飯が、真っ白なお皿に乗って出てきた。

 

ソースポットで出てきたカレーは、うまい。間違いない。一瞬しか使わない食器にわざわざ盛るということは「本格派の自信作だよ」と言うに等しいもんね。

 

カレーをお皿の上に一気投下。ビーフもコロッコロ入っているよ~。ふふふ。

 

ルーの照りツヤ具合から、絶対うまいのがわかる。

 

さて、まずはごはんとルーのみで一口。

 

う~ん、これぞ欧風カレーの王道。

 

辛味はそれほど強くなく、まったりしたうま味で勝負。

 

ホテルのレストランで出てくるようなカレーだ。

 

なにより、ルーが濃い。

 

「濃厚」「ガッツリ」といった雰囲気ではなく、あくまで上品、たおやかに濃い。

 

こいつはレベルの高い一皿だな~。

 

ビーフも柔らか。噛み応えを程よく残しつつも、カレーに一体化して溶けゆく。

 

満足度の高い逸品であった。

 

迷いつつも、このお店にたどり着けて、結果オーライ。よかよか。