お盆頃より長引く体調不良により、長らく乗っていなかったロードバイク。
体調がだいぶ落ち着いてきた先週、久しぶりにロードに乗った。もっと体力的な衰えを感じるかと思っていたのだが、意外とそこそこ快調に走れた。
これに気をよくして、今週末は1周50㎞ほどの定番コースを走ってみることにした。
さて、朝、出かける前のこと。ライドの準備をしていて、フト迷う事項が生じた。
それはウェアの選択について。
先週末走った時は、晩秋とは思えぬほど気温が高く、着ていた春秋用のジャージをたまらず脱ぎ、その下に着ていたスポーツ用の薄手長袖Tシャツで走る羽目になった。
しかし、ここ数日で気候は転変。季節外れの暖かさは去り、気温は急降下。そのため、先週とは状況が全く異なる。
実際、出発前の午前8時、外気の様子を確かめたところ、想像以上に寒かった。真冬用のジャージ(パールイズミのウィンドブレークジャケット)を着ていくことも考えた。
しかしながら、日が高くなれば、気温が上がってくる可能性もある。さらにペダルを踏み続けていれば体温も上昇する。真冬用のジャージで出かけてしまうと、暑くなってきた場合、調整がしづらい。
そこで、レイヤードシステム、つまりは重ね着で凌ぐことにした。
トップス(上半身)は、薄い肌着に、厚めの長袖Tシャツ、春秋用ジャージ、ウインドシェルの順に重ねた。
ただ、問題はボトムス(下半身)だ。
ある程度長めの距離を走る場合、パッド付サイクリングタイツを使うことが多い。タイツは夏用(モンベル製)と、シマノの「ウインタータイツ」2種類を所有している。ちなみに、いずれも通販で購入。
ただ、ウインタータイツはこれまであまり使ってこなかった。
というのも、夏用だとやや寒くなる時期に、秋冬用を謳うこの品を購入したのだが、届いたタイツの生地に触れて驚いた。厚みは夏用と、ほぼ変わらない・・
う~ん、これだと、初秋を過ぎると寒すぎるんじゃないかな~。
そういう疑念があり、もうちょい気温の高いころ、ちょこっとだけ使うにとどまっていた。
でも、せっかく買ったんだし。今日のライドで試してみるか。
そういうわけで、上はガッツリ重ね着、下は薄地のタイツ1枚という妙な組み合わせで出かけることになった。
朝8時半ごろ出発。
走り始め、う~ん、やっぱり脚はかなりスースーするなあ・・w
とはいえ、いまさらどうにもならんので、そのまま走り続ける。
すると、体があったまってきて、下半身の寒さはだんだん気にならなくなってきた。
むしろ、上半身が蒸れ気味になってくるのに対し、脚部は快調と言える。
なるほど。走行中の脚部の体温上昇を考慮した設計ということなんだろうな。
生地の厚みはほぼ変わらねど、夏用は冷感、秋冬用は温感の生地なのかもしれない。
ただ、最高気温12℃の本日だと快適だったが、10℃以下の真冬だと、たぶん厳しいな・・
そんなことを考えつつ、予定の定番コース(須磨区の自宅~ 明石 ~ 西神中央 ~ 西神南 ~ 多井畑 ~ 名谷 ~ 自宅)を無事走り終えた。体調悪化前より多少時間はかかったが、とりあえずこれだけ走れれば、よかよか。
そして、ライド後に冬用のサイクリングタイツについて調べたところ、商品名に「ウインドブレークタイツ」という表記があるものが、どうやら真冬対応の製品のようだ。折を見て購入しよう。
それにしても、ロードに乗り始めたころは、ピッタリフィットのウェアは避けていたが、知らん間にピタピタ系を着るようになっていた。不思議なもんだ。