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【神戸カレー】SPICE RESTAURANT シャンカル【西神中央】 <食べ日:2024年11月28日(木)>

カレー専門店不毛の地、西神中央

 

神戸市西区の中心地でありながら、これはどうしたことだ。

 

厳密に言えば、ココイチはあった。しかし、あれは自分の考えるカレー専門店には入らない。

 

ところが西神中央のショッピングモール「プレンティ」が全面リニューアルされた後のこと。同地に住む妹より、「カレー店ができている」との情報が寄せられた。

 

ネットで調べてみると、インドネパール(インネパ)系のカレー店であるという。

 

次回西神中央に行く機会があれば、ぜひ食べてみようと思った。

 

 


しかしながら。

 

かつて西神中央には実家があり、頻繁に訪れたが、その実家も今はもうない。

 

そのため、西神中央からは足が遠ざかり、そのカレー店を利用する機会はなかなか訪れなかった。

 

ところが、とある用事にて、西神中央に出向く必要が生じた。

 

このチャンス、逃すまじ。

 

当日のランチをそのお店で食べることに決めた。

 

 


さて、その日は平日の木曜日。

 

西神中央は西区の官庁街という側面があり、また一般企業のオフィスもある。昼休みの12-13時は混むかもしれない。そこで11時半ごろの入店を目指して自宅を出発。

 

地下鉄に乗って、久々にやってきた西神中央駅。そこからすぐそこの、プレンティの飲食店棟「専門店 二番館」を目指す。

 

その1階に、今回目的のカレー店「インド料理 シャンカル 西神中央」を発見。

 

インネパ系カレー店とは思えないほど、モダンで美的センスを感じさせる外観。いいね~。

 

リニューアルされたショッピングモールに似つかわしいスッキリした外観。インネパ系にありがちな「アジアン」「エスニック」的な雰囲気は、ない。

 

ドアを開けて中に入っても、そのスタイリッシュな雰囲気は変わらず。おしゃれなレストランといった感じだ。

 

ランチにはやや早い時間ながら、既にカウンター席、テーブル席もそれなりに埋まっている。さすが西区中心街の集客力だ。

 

さて、案内されたカウンター席に座り、メニューを見る。

 

一番お安いのが「ランチセット」か。カレー1種類とナン、そして副菜といった内容。

 

しかし、インネパ系で食べる場合、カレーが一つだけでは、少々さみしい。そこで、カレー2種付のセットにした。

 

カレーは「本日のカレー(きのことチキン)」と「ベジタブルカレー」を注文した。税込1210円。

 

待つことしばし。

 

まずはサラダとスープとドリンク(ラッシー)がやってきた。

 

しかし、手を付けずに、カレーの到着まで待つ。

 

ほどなく、カレー2種類とナンの到着。

 

器やお盆もスッキリシンプルなデザインで統一。お店のコンセプト、雰囲気づくりへのこだわりが感じられる。

 

これぞインネパ、銀のお盆をゆうゆうはみ出して鎮座するでっかいナン。表面にツヤツヤと浮いた油、そしてナンの上置かれたパパドが食欲をそそる。

 

まずは、きのことチキンのカレーから。ふんわりとナンをちぎって、カレーにひたして食べる。

 

おお、あっさり、マイルド。辛さも控えめ。

 

食べ始めた時に、ホールスタッフの方から「辛いのがお好きならどうぞ」と卓上の辛味スパイスを進められた。

 

そういえば注文時、インネパ系によくある辛さの選択は求められなかった。辛味スパイスで自分好みにどうぞ、というスタイルのようだ。

 

次いでベジタブルカレーをば。インゲン、ニンジン、ジャガイモと、具がたっぷり。特にジャガイモはホクホクしてうまい。

 

やはりこちらもマイルドな口あたり。

 

濃厚、コク推しの一般的なインネパ系とやや異なる。お店の雰囲気同様、洗練された味わいがお店の特徴のようだ。

 

これはこれで、素材の味わい・歯ごたえがダイレクトに味わえて、おいしい。ついつい、ナンを介さず、カレーをスプーンですくって食べてしまう。

 

すると、あれだけ豊富であったナンが少々足りなくなってきた。

 

途中、辛味スパイスも追加して味変。カレーの風味を強化して凌ぐ。

 

途中、香辛料の効いたチキンスープ、謎ドレのかかったサラダをはさみつつ、一気呵成に食べ終えた。

 

西神中央唯一の本格カレー専門店。貴重なお店ゆえ、西神中央でカレーが食べたくなったら、こちらのお店を利用しよう。

 

ちなみに、こちらのシャンカルは、本店が三宮にある。今のところ、その唯一の支店になるのかな?