しばらく前の記事で、自転車旅の最中に携帯用ミニポンプが不調となり難儀したことを書いた。
▼ こちらの記事
ホテルの部屋で、折りたたみ自転車のタイヤに空気を補充しようとしたが、アダプターチューブ(仏式のタイヤバルブと、米式のポンプ口金をつなぐチューブ)と、ポンプ側のネジ接続が若干甘いという問題が発生。
接続ネジ部分の摩耗が原因だろう。接続部に僅かでも隙間があると、ポンピングしても空気が逃げてしまい、タイヤの方に入っていかない・・。
車体に装着して携行するミニポンプは、そもそも緊急用だ。それが、いざという時に役に立たないのは、困ったことだ。
その時は宿泊していたホテルに、たまたま空気入れがあった。それを貸してもらい急場をしのげた。
しかし、今後の自転車活動において、こんなラッキーが常にあるわけではない。
口金がすり減り、機能面が怪しくなってきたミニポンプを使い続けるわけにはいかない。
そこで、信頼性の高そうな携帯用ミニポンプに買い替えることにした。
新調したミニポンプが、こちら

このポンプの特徴は、何と言っても簡単にタイヤバルブと接続できるワンタッチ式の口金。米式・仏式両対応。これがうれしい。
なぜかミニポンプは、未だに口金が米式のことが多い。ロードバイクをはじめ、スポーツ自転車の多くが仏式を採用しているのに、なぜだ。
それ故、従来はミニポンプとアダプターチューブはセットで用いるという認識があった。
そこに革命を起こしたのが、パナレーサーが開発した、このワンタッチ口金。何年か前、ネット上で商品紹介を見た時には、ちょっとした衝撃を覚えた。これは欲しい、そう思った。
とはいえ、既に手持ちのポンプがあるので、購入するには至らず。
しかし、このたび手持ちのポンプが経年劣化してしまった。これはパナレーサーのワンタッチポンプ、買うしかなかろう!
ネットで注文し、モノはすぐに届いた。早速使ってみる。
ワンタッチポンプは口金部分が両面仕様となっており、青い方が仏式、赤い方が米式用。

パナレーサー公式の説明動画で取り付け方を確認してから、折りたたみ自転車カラクルの仏式バルブにポンプを接続してみる。
青いほうを口金に合わせて、グイッと押し込めば、簡単に接続でき・・・でき・・・でき・・ないっ!
ええっ、固っ! 何か間違ってないか?
心配になり、もう一度公式説明動画を見直した。特にやり方に問題はなさそう。もう一度トライ。
相当強く押し込むと、ようやく口金がバルブをがっちり捉えてくれた。
想像以上に固かった。ポンプの口金か、バルブが壊れるんじゃないかと心配になったほど。
多分ここまで固いのは最初だけで、使ううちに動作もこなれてくるのだろう。たぶん。
接続ができたところで、ポンピング開始。空気をタイヤチューブに送り込む。
このポンプはかなり小さく、しかもバルブとの接続チューブを内蔵しているので、空気を押し込むシリンダー的な部分はかなり小さいはず。
そのため、猛烈シャカリキポンピングが必要かと思っていたが、意外と労力少なくタイヤはカッチリ膨らんだ。
ほほう、空気を送り込む機能も優秀なようだ。


従来のミニポンプに付きものであった、ポンプとアダプターチューブの連結が必要ないのはありがたい。それゆえ、上記の様な接続ネジが摩耗する心配もない。
こいつはなかなか良いじゃないか。今後、パンクなどの「いざという時」に、頼りになりそうだ。

折りたたみ自転車携行の小型ポンプ問題、これにて解決。
▼ メーカー公式サイトの商品紹介ページ