まったり巡行

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【神戸カレー】げんすけ 【板宿】<食べ日:2025年8月13日(水)>

夏だ! お盆だ! 納税だ!

 

晴天酷暑の夏休み、わたしは意気揚々と、町乗り用自転車に乗って、須磨税務署に向かった。

 

なぜ、納税でテンションが上がるのかって?

 

それは、年初の父親逝去後に長々と取り組んできた相続税申告書を、お盆休み前半に仕上げて、ようやく提出できる形が整ったから。

 

長かった~。

 

税理士に依頼するほどの財産規模でもなく、自力で作成したが、いざ取り組んでみると、いろいろと手間がかかる。提出用の別添資料を幾つもExcelで作成した。

 

不明点も多発。それを自力で調べ、あるいは国税の電話相談サービスに何度もTELして、乗り越えてきた。

 

さらには、父が亡くなってから半年以上経ってから、申告書に関連する書類が役所から送られてきて、計算をやり直したり・・

 

そんな苦難を経て、ようやく今日で大団円だ。

 

税務署までは遠くない。しかし、この炎天下、ちょっと自転車で走っただけで汗だくに。

 

噴き出す汗をタオルで拭きつつ、税務署で必要書類一式を提出。納税振込用紙をもらい、その足で板宿の銀行に向かう。こちらでもちょっとした手続きを済ませて、相続税を完納。これにて、一件落着!

 

よっしゃ~、終わった~! あ~、スッキリした。

 

気が楽になると、腹が減る。時刻も、もう13時前だ。

 

納税を記念して、カレーを食べよう。

 

折しも、ネットのローカルニュースにて、板宿近くに新たなカレー店がオープンしたとの情報を得ている。そこに行ってみよう。

 

目指すカレー店の名前は「げんすけ」。GoogleMapで位置を確認すると、板宿から、ちょっと東須磨方面に進んだあたりに位置している。

 

自転車のペダルを踏んで「げんすけ」を目指す。

 

板宿の町から外れて、あたりは住宅地。こんな場所に、カレー店があるのかな・・

 

そう思いつつ自転車を進めていると、集合住宅の1階に、お店を発見。

 

窓には「腸活」「オーガニック」「グルテンフリー」などの文字が見える。自然派カレーのお店のようだ。

 

お店の前のスペースに駐輪し、店内に入る。涼し~~~。

 

新しい店舗だけあり、ウッディ&シンプルな店内は、スッキリ清潔。

 

4人掛けのテーブル2つ、2人掛けのテーブル3つが、ゆったりスペースをあけて置かれている。窓際の2人掛けテーブルに着く。

 

メニューはごくシンプルで、カレーとサラダ、そして飲み物と言ったところ。

 

カレー800円、サラダ400円、その二つのセットメニューだと1000円。こりゃ、セットで注文すべきだな。

 

フト、窓ガラスに ice coffe 200円 と書かれていることに気づいた。それも追加。

 

「暑い中、ありがとね~」といいつつお冷を持ってきてくれたおばあさんに、上記内容を注文。

 

そのおばあさんと、娘さんかな?のお二人で運営されているお店のようだ(おばあさんはしゃべり好きで、時々話しかけてきた)。

 

お冷でのどを潤していると、まずサラダが出てきた。厚手の鶏肉がのっかっている。これはお得感あるな~。

 

しかし、まだサラダには手を付けず、カレーを待つ。

 

そして、ほどなく到着したカレーがこちら。

 

鮮やかなターコイズブルーのお皿に、玄米とカレーの褐色が映える。

 

おお~、玄米のごはんがいい感じ。さらに付け合わせ類も3種と充実。

 

福神漬け、らっきょう、きゅうりとニンジンのピクルス、つけあわせを、すべて投下。

 

そして、まずはごはんとカレーのみで一口。

 

おお~、グツグツ煮込まれた感のある、深みのあるルーだ。

 

本格派で、家庭では出せない味。

 

程よくスパイシー。そして、甘さは控えめ。大人のカレーだ。

 

三宮の食べログ百名店「サヴォイ」のカレーにやや似ている。サヴォイのカレーはガッツリ甘さ控えめ、少々とっつきにくさすら感じるハードボイルドなカレー。

 

「げんすけ」は、あの「サヴォイ」のカレーを、優しく、万人受け寄りにしたような印象を受けた。

 

付け合わせにもよく合う。特に厚切りのきゅうり・ニンジンのピクルスと一緒にたべると、スパイスカレーぽくて、ウマい。

 

鶏肉のサラダとともに、ゆっくりと味わって、平らげた。

 

食後のコーヒーは、お冷と同じく、アルミ製のコップで出てきた。

 

ゴロンと一つだけ大きな氷が入っている。ストローなし。フレッシュやシロップもなしのシンプルなもの。

 

もしかしたら、フレッシュは頼めば出してくれるのかもしれないが、なんとなくブラックで飲みたい気分だったのでそのまま。

 

涼みつつ、チビチビと、時間をかけてアイスコーヒーの風味を味わった。

 

真夏、ひと仕事終えた後の、カレーとアイスコーヒー。

 

後々まで印象に残るであろうお盆休みのランチであった。