仕事の一環として、東大阪は住道(住道)付近にある倉庫に出かけて、ちょっとした作業をする必要が生じた。
よしよし、この機会を待っていた。
以前から気になっていた、JR住道駅近くにあるカレー店を訪れよう。
ちょうど、昼飯時にお店を訪れるように逆算して、当日の計画を立てた。
まずは江坂にある会社に出社し、とりあえずの仕事をこなしてから、早くも午前中には住道に向かって移動開始。12時前には住道駅に到着するはず。そこからしばらく歩けば、正午頃にお店に到着だ。
以前にも同じようなシチュエーションはあったが、残念ながら、その時はお店が休日の月曜日であった。
今回は水曜日。GoogleMapの情報によれば、営業日のはずだ。
全てはカレーの為に。当日、綿密に組み立てたスケジュールに沿って、計画通り住道駅に到着。
お店は、駅からちょい西を通る幹線道沿いにあるらしい。ちなみに、仕事のある倉庫とは逆方向。
これまでも仕事柄、住道をしばしば訪れているが、駅の西に向かうのは初めてだ。そのため、全くなじみのない道を行く。
そして、5分余り歩いたところで、目的のお店「SPICE CURRY 和ノなの」を発見。

ドアを開けて中に入ると、奥に向かって一直線にカウンターテーブルが伸びていた。席は、このカウンターのスツール席のみのようだ。
奥の方は既に客が付いていたので、入口付近の席につく。
メニューは主に、スパイスカレー単品の「和ノなのカリー」と、野菜・ピクルス等を添えた「和のなのプレート」の2種類。オプションで、トッピング等が数種類。
ここはシンプルに、店名そのものの「和ノなのカリー」のみを注文。価格はキッパリ1000円。
注文時に「今日はターメリックライスです」と言われたので、日によってごはんの形態が変わるのかもしれない。
待つこと2~3分。すぐにカレーは手元にやってきた。

スパイスカレーというと、カレーのまわりをサラダやピクルスなどの野菜が取り囲むイメージがあるが、こちらのスパイスカレーは至ってシンプル。
丸いお皿に同心円状に盛られたターメリックライスとルー。
そして、ルーの中に香菜が散らされ、鶏肉がコロコロと転がっている。
ひとしきり全容を鑑賞したところで、さて、食べよう。
テーブル上の容器にスプーンが用意されているが、金属や木製、好みのものが選べるようになっている。木のスプーンを選択。そしてルーとごはんをすくって、まずは一口。
おお、なかなかにスパイシー。喉のあたりがぼわっと熱く感じる。
そもそもスパイスカレーとは、一般的な固形ルー等を使わず、各種スパイスの原材料から、自力でルーを作るカレーのことを言う。決して、野菜盛り盛りのスタイを指す言葉ではない。
こちらのルーは、まさにスパイスからのスクラッチ製作、故にグルテンフリーとのこと。
スパイスカレーならではのざらッとしたルーの食感、ちょっとワイルドな味わい。それがおいしい。
ハフハフ言いながら食べ進め、数分でルーまで完食。
ピリッと来るスパイスが、その後の仕事に向かう体力・気力をチャージしてくれた。